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竹中工務店/防虫対策エンジを積極展開/吸引式捕虫機が採用200台突破  [2015年6月30日3面]

技研に設置した防虫研究専用施設

 竹中工務店は、食品・医薬製造施設など向けの防虫対策「防虫エンジニアリング」を積極展開する。10年に開発した吸引式の捕虫機が薬剤を使用しない防虫対策として採用が進み、累計で200台を突破。これまでに飛来虫・歩行虫の侵入を防ぐ防虫対策設備も開発し、食品工場の新築工事で初めて適用された。同社は今後も独自のエンジニアリング技術を適切に組み合わせ、食品・医薬製造施設などの安心・安全強化につながる解決策を提供していく方針だ。同社は01年に防虫研究のための専用施設を技術研究所(千葉県印西市)に設置し、建設会社として最も早くから施設の防虫対策に取り組んでいるという。専用施設だけでなく、社内に昆虫行動学の研究者も所属。駆除とは異なる予防的(建築的)な防虫に立脚した情報の蓄積と、環境に配慮した防虫技術・対策の開発を推進している。
 10年には薬剤を使用しない吸引捕虫機「バグキーパー」、14年に持ち運びにも便利な省スペース型の「バグキーパーmini」を発売。バグキーパーの開発から約5年を目前に、2製品合わせて採用件数が計200台を突破した。食品工場を中心に、精密機器工場などで採用が伸びているという。年内には壁掛けタイプの「バグキーパーmicro」を商品化する予定だ。クリーンエアシステムの専門メーカーの日本エアーテックと共同で開発した防虫対策設備「バグシールド」は、竹中工務店が設計・施工を手掛けたロッテ浦和第6工場(さいたま市南区、15年4月竣工)の新築工事で2台、初適用された。シートシャッターに防虫機能を付加し左右の開口部にバグキーパーを内蔵した防虫対策の設備。一般的な粘着テープ式捕虫機と比べて約10倍の捕虫効果を実現するという。このほか防虫技術として、シャッターの開口部の前に停滞する虫を吹き飛ばす「エアフラッシャー」、建物開口部に設置して歩行虫の侵入を阻止する昆虫忌避材「バグバンパー」などをラインアップ。7月1~3日に東京都江東区の東京ビッグサイトで開催される「第28回インターフェックスジャパン」(医薬品などの研究開発・製造技術国際展)で、バグシールドの実機を展示するなど防虫エンジニアリングを積極的にアピールしていく。

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