工事・計画

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東芝/大阪工場跡の次世代まちづくり構想/マンション群やデータセンター整備  [2015年7月7日10面]

多様な機能を配置(検討案)

 東芝が大阪府茨木市太田東芝町の大阪工場跡地など総面積約18・5ヘクタールで進める「スマートコミュニティー構想」の導入機能・施設イメージ検討案や概略スケジュールが明らかになった。構想用地のうち、東側用地(約13・5ヘクタール)北部に計画しているデータセンターやエネルギーセンター、同中央部の一戸建て住宅エリアなどと、西側用地(約5ヘクタール)の集合住宅は18年度に完成させる予定。15年度に用途地域の変更などの都市計画手続きや開発申請を行い、16年度の開発工事と一部施設工事に着手する見通し。18年度の一部まち開きを目指す。同構想の基本コンセプトは、「エネルギーの安定供給」と「快適・効率的な生活・住空間づくり」を同時に実施することで、安全・便利・経済的な社会の創造を目指すとしている。エネルギー分野では省エネルギーや再生エネルギー、蓄電池、低炭素化、系統安定化の技術を、生活・住空間分野には防災・セキュリティーや医療・ヘルスケア、コマース・店舗、交通の技術などを投入する。
 導入機能・施設イメージ検討案によると、東側用地北部には、エネルギーの安定・効率的な供給を実現するエネルギーセンターや業務・サービス施設を配置。情報化社会のインフラとなるデータセンターは北部に計画しているが検討案では具体的な位置を明記していない。中央部から南部にかけては、スマートコミュニティーに対応する一戸建て住宅エリアや、高齢化社会に対応した医療・福祉機能などを複合化する健康福祉・生活サポート施設、商業施設を設ける。また西側用地には、多様なニーズに対応できる中高層の集合住宅や、商業施設、エネルギーセンター・コミュニティーセンターを配置する計画。計画地は安威川の東部、国道171号西河原交差点と名神高速道路の間にある。東西の用地の間には、市道東太田町1丁目花園2丁目線が通っている。東芝大阪工場が閉鎖されたのは08年3月。10年10月から同社はスマートコミュニティ開発の検討を開始した。11年9月には国から関西イノベーション国際戦略総合特区に指定された。12年8月の集中豪雨で、工場跡地ののり面が崩壊したのを受け、東芝と茨木市が協議し、13年4月に東側用地の外周道路の工事負担などを定めた整備に関する基本協定書を締結、13年9月には概算工事費、期間などを定めた工事協定書を締結した。外周道路は14年12月に完成している。

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