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プロフェッショナルバンク(東京都千代田区)/建設専門ヘッドハンティング、9月始動  [2015年8月17日1面]

 人材ビジネスを手掛けるプロフェッショナルバンク(東京都千代田区、児玉彰社長)は、9月に建設業界専門のヘッドハンティンググループを始動させる。現場代理人や監理技術者など、その能力が受注を左右する優秀な技術者に照準を絞り、建設会社からの依頼に応える。04年の発足以来、さまざまな業種で培ったノウハウや人脈を活用して事業を展開する。他産業に比べてなかなか進まないとされる建設業界の人材流動化につながるか注目される。同社の建設業界向けヘッドハンティングの実績は、リーマンショック(08年9月)でいったん落ち込んだが、東日本大震災以降に復調。11年の3件が、12年に18件、14年には26件と増え、15年度は「企業からの依頼、実績ともに前年比4割増のペースで伸びている」(呑田好和取締役)という。
 建設業界の人材獲得ニーズは、2020年東京五輪の開催に向けた短期的なものだけでなく、防災・減災、老朽化対策など景気に左右されないインフラの維持管理や更新も見据えた形で増えているとされる。建設会社から受けるヘッドハンティングの依頼は、主に現場代理人や監理技術者、土木系コンサルタントのエンジニア、建築設備の設計や積算を手掛ける技術者など、事業の中核を担い、その存在が受注を左右するような人材の獲得が多い。同社は、これまでのヘッドハンティング事業で培ったノウハウやネットワークをフル活用しながら、依頼企業のニーズにかなう人材を見つけ出して転職を促す。料金は、契約金と成功報酬の2段階で受け取る。9月に発足するグループは、呑田取締役の下に3人のスタッフを配置。「初年度は30~35人の実績を残し、1・5億円程度の売り上げを見込む」(呑田氏)とし、次のステップで倍増の3億円程度を目標にスタッフも増やす。建設業界向け人材ビジネスは、施工管理のサポートやCADオペレーターの派遣、登録型の人材紹介などが主体で、ヘッドハンティングに取り組む事例は珍しい。同社は、建設業界向けのヘッドハンティングをメーカー、IT業界に次ぐ事業の柱に位置付けている。

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