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国交省/土木標準歩掛かり、16年度に新規6工種制定/維持修繕で2工種追加  [2016年3月16日1面]

 国土交通省は、16年度の直轄工事に適用する土木工事標準歩掛かりを決めた。新規に6工種の歩掛かりを制定。維持修繕用として「舗装版クラック補修工」「排水構造物清掃工」の2工種を追加した。14年度以降、小規模な維持修繕工事の実態に合わせて順次追加している歩掛かりは計7工種となる。既存8工種について、日当たり施工量や労務、資機材などを見直し、機械の性能向上による原動機燃料消費量の改定に合わせて53工種の歩掛かりも一部見直した。=2面に関連記事
 土木工事標準歩掛かりは、土木工事費の積算に用いる標準的な施工条件での単位施工量当たり・日当たりの労務工数、材料数量、機械運転時間などの所要量を工種ごとにまとめている。国交省は、毎年実施する「施工合理化調査等の実態調査」の結果を踏まえ、新規工種の制定や既存制定工種の改定を行っている。今回の新規、追加、改定の内容はそれぞれ、4月1日以降に入札書の提出期限が設定されている工事から適用する。
 施工技術の定着などに伴って新規制定されたのは、▽土砂運搬工(不整地運搬車による運搬)▽安定処理工(自動式土質改良工)▽かごマット工(多段積み型)▽ブロックマット工▽床版補強工(炭素繊維接着工法)-の5工種と、油圧圧入引き抜き工のうち地盤の固さを示すN値が180超600以下のもの。
 維持修繕向けの歩掛かりのうち、舗装版クラック補修工は、クラック防止シート張りをアスファルト舗装版にも対応するよう適用範囲を拡大。排水構造物清掃工では、清掃作業時間の増加による改定を行った。維持修繕工事の歩掛かりは、14年度に「堤防除草工」「道路除草工」「切削オーバーレイ工」、15年度に「道路打ち換え工」「欠損部補修工」を制定。今回さらに2工種を追加した。
 既存工種で日当たり施工量、労務、資機材などの見直しを行ったのは、▽原動機燃料消費量▽重建設機械分解・組み立て▽中掘り工▽切り土および発破防護柵工▽汚濁防止フェンス工▽防護策設置工(ガードケーブル設置工)▽PC橋架設工▽伸縮装置工(鋼製)。
 建設機械損料については、約4000機種を対象に基礎価格や年間管理費などを踏まえた見直しを行っており、全機種平均で平均3%程度アップしたという。
 15年10月に施工パッケージ型積算基準を拡充したことで、標準歩掛かりからプレキャストコンクリート板設置工や石積み(張り)工など24工種が同基準に移行した。
 歩掛かりと損料の詳細は、同省ホームページで公開している。
 土木設計業務等の歩掛かりも道路詳細設計(A)(B)と砂防堰堤詳細設計の3分野で実態に合わせた見直しを実施。詳細設計業務で照査(赤黄チェック)を16年度から本格的に導入するため、技師Bと同Cの歩掛かりも改定した。

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