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国交省/多様な入札方式モデルに2件選定/高松市と善通寺市、ECI・CM導入検討  [2016年5月27日1面]

 国土交通省は26日、新たな入札契約方式を導入する地方自治体を募り、専門家を派遣するなどして発注業務を支援する「多様な入札契約方式モデル事業」で、高松市の給食センター建設事業と、香川県善通寺市の新庁舎建設事業の2件を選定したと発表した。2件は、事業の早期段階から施工予定者(優先交渉権者)が技術協力するECI(アーリー・コントラクター・インボルブメント)方式やCM(コンストラクション・マネジメント)方式などの導入可能性を国の支援を得て検討する。
 高松市の給食センター建設は、老朽化した給食センター(6カ所、学校併設約30カ所)を児童数の増減とバランスさせながら再整備する事業。ごみ処理など環境負荷を低減する設備を取り入れるとともに、災害時の炊き出し拠点としても活用できる防災機能を付加する。厨房(ちゅうぼう)設備の効率的な配置など給食センターの整備ノウハウが不足しているため、ECI方式の導入などを検討する。給食センターがモデル事業の対象になるのは初めて。
 善通寺市は築50年近い現庁舎を、多様化する市民ニーズに応え、災害発生時には防災の中枢を担う拠点へと建て替える。技術職員が少ない上に庁舎建設の経験も不足しており、民間事業者などが発注者を支援するCM方式などを検討する。
 国交省は15年度モデル事業で2件の庁舎建て替えを支援したが、今回はプロジェクト上流の基本計画段階から支援に当たる。支援に入る段階や自治体ごとの課題が異なるため、同じCM方式でも各自治体の課題に合わせた独自の方式を組み立てていく。
 いずれの発注方式も応募段階で自治体が検討を希望したもので、モデル事業での検討結果によっては他の方式を選択する可能性もある。
 自治体を支援する民間事業者は6月上旬に公募し、7月上旬に選定した後、来年3月までモデル事業に対するアドバイスなどを行ってもらう。

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