工事・計画

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

茨城県筑西市/新中核病院建設実施設計協力業務/優先交渉権者に前田建設  [2016年5月31日5面]

新中核病院の完成イメージ(基本設計時点)

 茨城県筑西市は29日、「(仮称)新中核病院建設工事実施設計協力業務」を行う事業者を決める公募型プロポーザルで、前田建設を優先交渉権者に決めた。実施設計の段階から施工予定者の高度な技術提案や施工計画などを反映させる「ECI(アーリー・コントラクター・インボルブメント)方式」を採用。同社が提案した建設費は77億2294万円で、VE提案がすべて採用されれば、ここから7億0235万円を削減でき、市が提示した建設費(70億6000万円)以内に収めることが可能としている。
 市は、同社と1カ月以内に基本協定を締結する見通し。実施設計の完了後、施工予定者となる同社が提示する見積もり額で両者が合意すれば、正式な施工契約を締結する。
 プロポーザルには同社を含め2者が参加したが、このうち1者は2次審査のプレゼンテーションを辞退した。
 基本設計によると、建設地は大塚・深見地区内の3・9ヘクタールの敷地。建物は、病院棟(S造6階建て)と情報プラザ(同平屋)で構成し、総延べ床面積は1万8503平方メートルとなる。免震構造を採用する。
 前田建設の提案では、工事を▽杭・山留め工など▽免震装置取り付け・情報プラザ棟着工▽躯体工事▽内外装仕上げ-の4ステップで実施。実施設計の精度を上げるため、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を導入するほか、病室のモデルルームや模型を製作し、患者や病院職員に公開する。
 下請には地元企業を積極活用する方針で、建設費のうち33億円分の工事を地元企業に発注する。関係者間の対話を重視。市や設計者との協議組織を設けるほか、地元住民との交流イベント(敷地内での芋掘り、工事見学会など)も開催する。
 VE提案では、資機材の変更やエントランス部の柱スパンを6メートルから12メートルに変更する案などを提示した。
 建築確認申請の手続きの経過によって変更する可能性もあるが、11月30日までに実施設計をまとめ、12月の着工、18年8月31日の竣工を目指す。基本・実施設計は山下設計・根本英建築設計事務所(茨城県土浦市)JVが担当している。
 筑西市の石井正副市長は2次審査後、「提案から前田建設の熱意を感じた。関係者と密接な連携を図り、地域住民に安心で質の高い医療サービスを提供できる病院整備に努めてほしい」と話した。
 同病院の整備事業は、市内の筑西市民病院(玉戸1658)、茨城県桜川市の県西総合病院(鍬田604)と民間の山王病院(桜川市岩瀬42)のを統合・再編する事業の一環。

コメント

  • アホ より:

    なんでも地元地元って町場の土建屋に33億も仕事できる訳ないべ。地元に還元して欲しければ技術力磨いてくださいね。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。