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建築家・阪田誠造氏が死去/クリエーティブ集団けん引/16年秋に偲ぶ会  [2016年7月29日1面]

阪田氏

 ル・コルビュジエに学んだ坂倉準三の精神を受け継ぎ、クリエーティブ集団を率いてきた建築家の阪田誠造氏(さかた・せいぞう=元坂倉建築研究所最高顧問)が21日に心不全のため死去した。87歳だった。葬儀は近親者で済ませた。今秋に「偲(しの)ぶ会」を催す予定。喪主は妻の俊子(としこ)さん。
 大阪市出身。1951年に早大理工学部建築学科を卒業し、坂倉準三建築研究所に入所した。坂倉の死去で、69年に西澤文隆らと坂倉建築研究所を設立し取締役東京事務所長に就任。85年から代表取締役、99年から最高顧問を務めた。
 坂倉の下で大阪万博・電力館、羽島市庁舎、新宿駅西口広場・小田急新宿駅西口ビル(小田急百貨店本館)などを担当。坂倉の死去後も東京都立夢の島総合体育館、東京サレジオ学園、新宿ワシントンホテル、横浜人形の家、小田急サザンタワー・新宿サザンテラス、大塚国際美術館、聖イグナチオ教会、菊池寛美記念智美術館など数多くの作品を手掛けた。
 日本建築学会賞や日本芸術院賞、村野藤吾賞、吉田五十八賞、公共建築賞、BCS賞などを受賞。高松宮殿下記念世界文化賞の推薦委員や大塚国際美術館の評議員なども歴任した。
 93~99年明治大学教授、03~05年日本建築美術工芸協会(aaca)会長を務めるなど、後進の育成や建築界の発展にも力を尽くした。

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