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愛知県/新交通システムの高架構造物撤去開始/廃止の桃花台線7・7キロ、15年かけ  [2016年9月16日8面]

 愛知県は、06年に廃止された「新交通システム桃花台線」の高架構造物撤去工事を本格的に開始した。小牧市の桃花台ニュータウンと名鉄小牧駅を結んでいた同線は、延長約7・7キロ。今後、15年程度で全線の撤去工事を完了させる予定。総工費は約100億円を見込んでいる。
 同線は、ニュータウンの足として91年に開業、全線高架構造の新しい交通システムとして注目されていた。ただ、当時は名鉄小牧線の終点駅である上飯田駅(名古屋市北区)と地下鉄名城線平安通駅を結んでいる上飯田連絡線が開通しておらず、約1キロが鉄道空白区間となっていた。03年に上飯田連絡線が開通したものの、利用者が伸び悩み、第三セクター・桃花台新交通の経営が悪化、06年に廃止となった。
 廃止後の06年12月、県は、有識者らで構成する「桃花台線インフラ利活用懇談会」を設置、高架構造物の有効活用策を検討してもらった。同懇談会はバスレーンとしての活用を提案したが、採算性などに問題があったため、15年に県が全線撤去の方針を固めていた。廃止から約10年を経過し、ようやく方向性が決まり、撤去工事が開始されることになった。
 本線部分では初めてとなる撤去工事は、中央自動車道をまたぐ橋梁部で10~11日の夜にかけて行われた=写真。県が中日本高速道路会社に委託、施工は石黒建設が担当した。
 また、東京建設コンサルタントに委託して小牧駅部分の撤去工事予備設計にも着手しており、来年度以降に詳細設計・解体に取り掛かる見込みだ。

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