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フジタ/建物管理にBIM活用/簡単操作で設備情報迅速確認  [2017年6月23日3面]

建物管理システム使用例

 フジタと同社グループで建物管理などを手掛けるフジタビルメンテナンス(FBM)は22日、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)データを活用した建物管理システムを構築したと発表した。3次元(3D)データ上から簡単な操作で設備機器などの情報を即座に確認できるのが特徴で、管理者の業務を効率化できる。既に、相生会福岡みらい病院(福岡市東区)の管理業務に適用し、有効性を確認した。
 これまで建物の管理業務では、電気や空調、配管など設備の情報管理を膨大な書類で行っており、トラブル発生時の対応は管理者の経験や能力に依存していた。点検記録や修繕履歴は個別に管理され、蓄積されたデータが有効活用されにくいという課題もあった。
 新システムは、3Dデータを活用したプラント設備管理ソフトウエア「NaviPortal」(開発=東電設計)を建築設備向けに改良。データベースやBIMモデルを、設備の管理資料とひもづけることで、BIMから関連資料の検索ができるようになった。
 3Dモデルの操作が不慣れな管理者にも簡単に操作できるようにしたのも特徴の一つ。管理業務の経験が少なくても、BIMモデル上で、3D表示された設備を選択するだけで、関連資料を即座に検索し、管理者に提示する。
 設備の不具合など緊急時にも迅速かつ的確な対応が可能だ。
 例えば、1カ所で漏水があった場合、配管単体を表示させ、大本のバルブがどこにあるのかをすぐに特定できる。
 現在、同システムは、パソコンとソフトウエアの組み合わせのみの対応だが、今後は、クラウドを介してシステムを一括管理できる運用方法も検討しているという。
 両社は、設計から施工、維持管理まで一貫したサービスを提供したい考え。FBMは今後、得意とする医療関連施設をはじめ、設備が複雑なデータセンターや製造工場などに同システム導入し、管理業務の効率化を加速させていく方針だ。

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