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コマツ、NVIDIA/現場へのAI導入で協業/地形図作成や安全管理の合理化めざす  [2017年12月14日3面]

 コマツは13日、米NVIDIA(エヌビディア、ジェンスン・ファン社長兼最高経営責任者)と協業し、建設現場への人工知能(AI)導入に向けた研究開発を行うと発表した。AIで地形図作成などの作業や安全管理を合理化する。まずは、NVIDIAの画像処理ユニット(GPU)で現場の3次元画像データから速やかに地形図を作成するサービスを18年2月に開始。将来的には現場の画像データをAIに分析させ、車両の最適な稼働や作業者の安全確保を提案・警告する技術の開発を目指す。
 ICT(情報通信技術)で施工を管理するコマツの「スマートコンストラクション」の稼働現場で複数のAI技術を実用化し、施工や安全管理を合理化する。
 来年2月には、NVIDIAの画像処理ユニット(GPU)を、全国に4000カ所以上あるスマートコンストラクションの現場に導入。20分程度で3次元データから地形図を作成するサービスを提供する。
 来年度以降、両者の知見・技術を融合させた複数の新たなサービスを提供する。具体的には、ダンプトラックによる土砂積み降ろしの様子や、車両と作業者の接触事故発生状況などを撮影した画像データをAIに分析・学習させ、作業の効率化や事故抑止につなげる。
 コマツは、建機などの運転席から周囲を360度見回せる画像提供システムの実用化なども視野に入れている。
 両者の協業により、少子高齢化と熟練工の減少で労働力不足にあえぐ国内の建設現場で、省力化・省人化の技術開発が大きく前進する可能性がある。コマツは「将来的に、AIが現場監督業務の一部を代行するようになる可能性がある」(コーポレートコミュニケーション部)としている。

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