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近畿整備局/大規模構造物詳細設計にCIM活用/初弾は西舞鶴道路境谷トンネル  [2017年12月26日10面]

 近畿地方整備局は、橋梁やトンネル、河川堤防、河川構造物(樋門、樋管など)、ダムなどの大規模構造物の詳細設計業務で、CIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)による設計を原則的に実施する方針を固めた。26日に公示する「西舞鶴道路境谷トンネル詳細設計業務」でその初弾業務を発注する。本年度は段階的に拡大していき、来年度から本格的に実施していく。工事についても、CIM活用工事を引き続き実施していく考えだ。
 近畿整備局では、これまで発注者指定型のCIM活用工事で3次元(3D)起工測量、3D設計データの作成、3D出来形管理などの施工管理、3Dデータの納品などを施工者に義務付けてきた。
 計画、調査設計段階から3Dモデルを導入することで、その後の施工、維持管理の各段階でも3Dモデルを連携・発展させることができる。さらに、事業全体にわたる関係者間で情報を共有することにより、一連の建設生産システムの効率化・高度化を図っていくことが可能となる。
 今回のCIM活用業務はこれまで希望型で実施していたものを大規模構造物の詳細設計業務で原則実施することにした。
 西舞鶴道路境谷トンネル詳細設計業務は公募型プロポーザルで発注。トンネルの延長は221メートル。特定テーマに「トンネルでのCIMモデルの作成・更新における実施項目を実現するための具体的な方法」を盛り込んでいる。参加表明を18年1月11日まで受け付け、技術提案書の提出期限は同2月14日としている。納期は18年10月15日。
 近畿整備局が本年度から発注者指定型などで発注するCIM試行業務・工事は、CIMモデルを用いて検討する項目を定めて実施している。将来的にCIMモデルのみで発注・納品を行うことを想定し、必要となる属性情報や寸法を検討することに加え、ソフトウエアを用いて施工計画の検討と連動して数量を自動算出できる方法や概算事業費と工期の算出方法の検討などを行っている。
 さらに、CIMモデルを用いた仮設計画と施工計画、効率的な照査方法についても課題の抽出と解決方法を検討している。
 CIMモデル拡大により、受発注者間での効率的なCIMモデルの確認、共有、利活用環境も検討し、3Dモデルを即時活用できる環境整備を整えていく。

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