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五洋建設/国内外のBIM・CIM対応を強化/国際部門に連携部隊、4月始動へ  [2018年1月4日3面]

 五洋建設は、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)・CIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)への対応を一段と強化する。シンガポールに本社機能を置く国際部門に、3次元(3D)モデルの作成を専門に手掛ける国内外連携チームを4月に発足させる。
 現在、シンガポールでは、フィリピン人を中心に60人規模のBIMチームを組織して、複数の大型病院案件に取り組んでいる。4月からは、そのうち10人が日本やシンガポール以外の国のBIM・CIM案件を扱う専門部隊として、営業活動や施工現場の円滑な進行をサポートしていく。
 同社は、国際部門の本社機能を15年4月にシンガポールに移した。シンガポールは、13年から段階的にBIMの義務化が始まり、15年からは延べ床面積5000平方メートル以上の建築物については意匠・構造・設備設計のBIMによる建築確認申請が義務付けられた。
 その流れに先行し、12年に着工したチャンギ総合病院(RC造地下2階地上8階建て延べ約3万6600平方メートル、280床)では、建築、設備の3D施工モデルを統合し、設備配管が集中する天井内の納まりを調整した。各室の設計仕様も視覚的に提示し、関係者間の速やかな意思決定を実現したという。
 その後も、「センカン総合病院新築工事」「シンガポール総合病院アウトラム・コミュニティー・ホスピタル新築工事」でBIMの実績を重ねている。これらの3Dモデル作成を担当するBIMオペレーターは同社がシンガポールで直接雇用し、作業を内製化してきた。
 4月に発足させる部隊は、これらのBIMオペレーターとコーディネーターらで構成する。特に建築は大型病院で実績を積み、BIMモデルのパーツが蓄積されており、BIM先進国のシンガポールでの経験を国内外で生かしていく。
 清水琢三社長は「国内はモデリング作業を外注するにしても人手不足だ。言語の違いはあっても自前で持つことは強みになる。BIM・CIMは生産性向上に大いに効果がある。施工部分でしっかり活用していきたい」としている。

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