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国交省/キャリアアップシステム、29歳以下対象に特別講習実施/修了者は無料登録も  [2018年2月21日2面]

 国土交通省は、若年技能者を対象に10月から運用する「建設キャリアアップシステム」の理解促進などを目的に、特別講習を実施する。現場経験や資格取得を継続して積み重ねていく重要性を伝える。遠隔地でも受講できるeラーニングは2月末の稼働、座学は3月下旬の開催に向け準備中。受講修了者は無料でシステム登録できる方向で検討している。
 新規入職者向けの特別講習は、中小建設企業の生産性向上を担う若年技能者を重点支援するのが目的。建設業で効果的・継続的に技能を身に付け、キャリアを積んで将来への道筋を立てるというプロセスの実現に向け、29歳以下の技能者を対象とする。
 講習内容は▽建設業でスキルアップに必要な資格制度▽労働関係制度▽社会保険制度▽現場の安全管理▽建設キャリアアップシステムの仕組み-の5本柱。将来を見据えた効果的な資格取得や、長く働くための職場の安全知識について学んでもらう。技能者一人一人にIDカードを交付し、就業履歴や保有資格、研修受講履歴などを業界統一ルールで蓄積するシステムの利用方法やメリットなどを伝える。
 受講方法はeラーニングと座学の二つを用意。eラーニングはパソコンやスマートフォンで受講する。稼働予定は2月末で、開講期間は3月末まで。座学は3月下旬をめどに全国3カ所(東京、大阪、愛知)での実施に向け準備している。
 国交省は講習内容などが固まり次第、受講を呼び掛ける。受講効果を早期に発現させるため、建設キャリアアップシステムへの登録を支援する。登録に必要な情報を取りまとめるほか、受講修了者の登録料を負担する形の支援も行う。
 同省は建設業従事者一人一人の生産性を高めることを通じ、中小建設企業の生産性革命を進める方向を打ち出している。17年度補正予算では、中小建設企業の人材育成推進に向けた経費として2億99百万円を計上。うち新規入職人材の効果的な育成に1億円、建設リカレント(学び直し)教育を通じた中堅人材の技能水準などの向上に1億99百万円を充てる。

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