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戸田建設/タワークレーン2次元自動誘導システム開発/最短ルートで取り付け位置に  [2018年3月9日3面]

建設現場に設置されたタワークレーン

 戸田建設は8日、タワークレーン向けの「2次元自動誘導システム」を開発したと発表した。操縦席のディスプレーに表示されたCAD図面で、オペレーターがつり荷の受け取り位置と取り付け位置を選択。運搬に必要なブームの起伏・旋回時間が自動演算され、最短ルートで取り付け位置まで自動誘導する。オペレーターの負担軽減と揚重作業の効率化が実現できる。
 タワークレーンによる荷物の揚重作業は、常に変化している現場の状況に合わせた対応が必要となる。オペレーターの技量は工事進捗(しんちょく)に大きな影響を与える。高齢化などを背景に、高い操縦技能を持った熟練オペレーターは不足傾向にある。
 こうした課題を解決するため、同社は揚重作業の自動化を目指し、画像処理技術を用いたつり荷旋回制御装置「ジャイアン」を既に実用化。今回、オペレーターの負担軽減と揚重作業の効率化を目的に2次元自動誘導システムを開発した。
 同システムは、操縦席のディスプレーに表示されたCAD図面で、荷取り位置と取り付け位置を選択すれば、ブームの起伏や旋回時間が自動的に演算される。ブームには、全球測位衛星システム(GNSS)が設置されており、水平移動しながら最短ルートで取り付け位置まで自動誘導する。これに加え、つり荷が目的位置に近付くと減速機能が作動し、ブレを抑制する。
 同社は今後、つり荷を取り付け位置まで自動でつり上げ・つり下げできる「3次元自動誘導」の開発を進めるとともに、全国の工事現場へ普及展開を図る考えだ。

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