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前田建設/覆工施工継ぎ目の浮き・剥落防止システム開発/各種センサー組み合わせ  [2018年4月12日3面]

覆工施工継ぎ目の浮き・剥落防止システム概要図(型枠セット時〈左〉と打設時)

 前田建設は11日、山岳トンネル工事向けの「覆工施工継ぎ目の浮き・剥落防止システム」を開発したと発表した。小型圧力計を使用し、型枠をセットする際、コンクリート打設時の過度な押し当てに起因するひび割れを防止する。宮崎県日之影町で施工中の「宮崎218号平底トンネル新設工事」(発注・国土交通省九州地方整備局)に適用しており、全国の山岳トンネル工事に水平展開する。
 同システムは、小型圧力計と硬質ゴムを組み合わせた「隙間・圧力検出センサー」を、オーバーラップ型枠に数カ所設置する。型枠セット時に、あらかじめ設定した隙間量でセントルの油圧ジャッキを自動停止させ、型枠セット時に過度な押し当てによるひび割れを防止する。各種センサーを組み合わせたことで、継ぎ目部のひび割れの誘発要因をなくし、安定的に高い品質で施工できる。
 山岳トンネルは、覆工コンクリートの品質問題として、竣工後に数年経過してから継ぎ目部に浮きや剥離、剥落が発生することがあり、供用開始後の安全確保の観点から課題となっていた。
 前田建設はこれらを解決するため、施工中のトンネルだけでなく竣工した工事も対象に、施工継ぎ目に特化した不具合の調査を実施。発生要因の分析と防止対策の検討・実験を進めてきた。

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