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西松建設/シールドトンネル工事にCIM適用/地上・地下の構造物情報など一元化  [2018年4月26日2面]

 西松建設は25日、シールドトンネル工事を対象としたCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)を構築し、神奈川県で施工している「横浜湘南道路トンネル工事」(国土交通省関東地方整備局発注)に導入したと発表した。
 同社がシールド工事にCIMを導入するのは初めて。CIMの導入により、シールド工事に必要な地上・地下構造物や地質に関する情報を一元化し、施工計画と施工監理の効率化や生産性の向上を図った。
 同工事はシールドの断面が直径13メートルと大きいことに加え、沖積層や盛り土層など複雑な地質構成が工事の難易度を上げる要素となっていた。さらに計画路線上には多数の既存施設があり、施工に当たっては施設への影響に配慮が求められるなど、慎重な施工と施工監理を必要とした。
 これらの課題をクリアしつつ生産性を向上させるため、同社は高精度な3次元(3D)地質モデルを構築できるソフトを使い、地質や各構造物を詳細にモデル化して区間ごとの地質変化や構造物との位置関係を事前に予測・確認。掘進の進捗(しんちょく)や各種計測データなどと、3Dの地質情報や構造物情報を対比・監視し、総合的に施工状況を評価するCIMを構築した。
 同社が構築したCIMは区間ごとの複雑な地質変化を予測できるため、地質変化に伴う加泥材などの添加量の設定など地質状況に応じた施工パラメーターの設定が可能。3Dモデルで地下構造物とシールド機の位置関係などを確認できるため、構造物の撤去方法や施工が与える影響などの把握も容易になり、施工方法に関する協議を迅速化できるというメリットもある。
 同社は今後、地質などのさまざまな施工情報から総合的に施工状況を評価できるというCIMの利点を生かし、他工種への展開を目指す。

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