工事・計画

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東京・台東区/旧坂本小跡地活用/東京芸術大学と連携協定、18年度に活用構想策定  [2018年5月8日4面]

旧坂本小学校の現況

 東京・台東区と東京芸術大学は、下谷地区にある旧坂本小学校跡地(0・3ヘクタール)の有効活用に向け連携協定を締結した。東京芸大は同跡地から約1・3キロと地理的にも近く、これまでも区と多様な分野で連携してきた。両者は今後、検討組織を設置。既存校舎の一部活用や大学施設と災害時の避難所機能を持つ公共施設との複合整備を含め、ソフト、ハードの両面から具体策を検討し本年度内に活用構想を策定する。
 同跡地の所在地は下谷1の12の8(敷地面積3284平方メートル)。東京メトロ入谷駅から西へ150メートルに位置し、真源寺(入谷鬼子母神)の西側に隣接している。用途地域は商業地域で容積率は500~600%、建ぺい率は80%が上限。既存校舎はRC造3階建て延べ約4480平方メートルの規模で、関東大震災後の1926年に建てられた復興小学校の一つ。96年に閉校し、現在は防災備蓄倉庫などとして活用している。
 既存校舎は言問通り(都道319号線)に接して配置しているが直接アクセスできず、正門や校庭に面する二つの道路は幅員が狭く周辺建物と近接している。地域の防災性を確保する上で言問通りからのアクセス改善を図り、他の道路の幅員拡張を想定すると、既存校舎を現在の形で保存し続けるのは難しいという。
 同跡地は災害時の避難場所に指定されていることから、区は延べ2500平方メートル程度の避難所機能を確保する方針だ。このほかにも区の公共施設の機能を盛り込む予定で、活用構想の中で詰める。
 区は昨年度、旧東京北部小包集中局跡地(清川2、1ヘクタール)の活用策を含め日本不動産研究所に委託した「大規模用地活用検討支援業務」で同跡地の活用法を検討。民間事業者へのヒアリングでは、総合設計制度を活用し延べ2・4万平方メートルの住宅と商業の複合施設を整備する提案など複数の進出意向があった。ただ、検討前提条件である避難所の面積確保が難しいことなどから、民間事業者による活用は困難と判断した。

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