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西松建設、LEシステム/再生可能エネ蓄電システム開発/発熱せず安全、3年後実用化  [2018年5月9日3面]

 西松建設とバナジウムレドックスフロー電池(VRFB)ベンチャーのLEシステム(福岡県久留米市、佐藤純一社長)は8日、再生可能エネルギーを最大限に生かす蓄電システムを開発し、実証試験を開始したと発表した。蓄電装置にVRFBを採用。蓄電量が増えても発熱せず、高い安全性を確保できる。1年程度の実証試験を経て3年後の実用化を目指す。
 太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーは発電量が天候に左右されるため、発電量が増えた際には余剰電力を蓄電池に蓄電する。リチウムイオン電池などの一般的な蓄電池は蓄電量を増やすと高温になる傾向があり、安全性などで課題があった。
 西松建設らは一般的な蓄電池と比較して安全性、安定性、コストなどでメリットがあるVRFBに着目。実証試験では20フィート級コンテナにVRFB(蓄電容量3キロワット時)を搭載し、同社技術研究所(神奈川県愛川町)内にある既設太陽光発電と連携させる。
 約1年にわたって性能を評価。安全性が高く低コストな蓄電システムを確立することで、再生可能エネルギーを活用した発電事業の普及に対応する考えだ。
 VRFBは蓄電量が大容量化しても高温にならないため、発火や爆発などの危険がなく高い安全性を確保できる。高温化しないため電池自体の寿命も長く、約20年の使用が可能とされている。
 他の蓄電池は充放電の回数に限りがあるのに対し、VRFBは無制限に充放電が可能。電解液は半永久的に使用できるため、一般的な蓄電池と比較してコストを低く抑えられるというメリットもある。

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