企業・経営

このエントリーをはてなブックマークに追加 文字サイズ 

三井不/総額300億円のベンチャー投資事業開始/新産業創造めざす  [2018年5月16日4面]

 三井不動産は15日、革新的な技術やサービスを持つ国内のベンチャー企業などを対象にした投資事業を開始すると発表した。新産業の創造を目指す取り組みの一環。出資対象は収益モデルが確立している「グロースステージ」の企業で、投資領域は三井不のアセット・リソースが活用できる幅広い領域とする。1社当たり数十億円単位の大型投資を予定。投資総額は約300億円で、国内ベンチャー企業を対象とした同様の事業で最大級の規模となる。
 投資事業の名称は「31VENTURES-グローバル・ブレイン・グロースI事業」。三井不と独立系ベンチャーキャピタル大手のグローバル・ブレイン(東京都渋谷区、百合本安彦社長)との共同事業。運用期間は10年間に設定した。投資領域は不動産と情報技術を融合した不動産テックやIoT(モノのインターネット)、サイバーセキュリティー、電子商取引、フィンテックなどが対象。
 三井不は資金面以外でも、グループの人材や事業ノウハウ、商圏、街づくりのフィールドを提供し、投資先のベンチャー企業の事業拡大を積極支援する。
 三井不はこれまで、15年にベンチャー共創事業部を設立し、同年末には同社初のコーポレートベンチャーキャピタルファンドをグローバル・ブレインと立ち上げた。同ファンドは起業直後の「アーリーステージ」にあるベンチャー企業を中心に、国内外の十数社に投資してきた。
 近年10億円を超える大型の資金調達を行うベンチャー企業が増えている一方で、多額の出資が可能な国内のベンチャー投資機関は少ないという。今回の事業ではそうした調達ニーズの受け皿を整備し、日本のベンチャーエコシステムの発展への貢献を狙う。
 このほか、三井不は大型複合施設「東京ミッドタウン日比谷」(東京都千代田区)の6階に、大手企業とベンチャー企業をつなぐビジネス創造拠点「BASE Q」も設置した。

この記事へコメント

メールアドレスが公開されることはありません。

インフラ・ビジネス最前線―ODAの戦略的活用
 途上国や新興国で日本の民間企業が行うイ...続きを読む
建設業で本当にあった59話の心温まる物語
およそ500万人が働く建設業界。それぞれ...続きを読む
作業現場が危ない?!熱中症予防・対策マニュアル
熱中症は、早期の対処で重症化を防げる疾患...続きを読む
中小企業の事業性を向上させる税理士の経営支援
身近な専門家である税理士の支援を受け、中...続きを読む
DVD 道路工事の労働災害・公衆災害
安全教育用DVD「つくる!安全現場の一年...続きを読む