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国交省/i-Con推進へ、ニーズシーズのマッチング成立/11技術を15現場で試行  [2018年5月17日2面]

現場ニーズと技術シーズのマッチングが決まった会議=16日、東京都港区の機械振興会館で

 国土交通省は建設現場の生産性向上策i-Constructionを推進するため、行政や現場のニーズと先端技術のシーズとをマッチングさせて現場試行する技術として11件を決めた。シーズ提案した企業の新技術だけでなく、他社の類似の新技術についても確認した上で、15の現場で試行。技術の有用性やコストの優位性などを確認し、活用可能性を評価する。年度内に成果報告をまとめる。
 産学官でつくるi-Construction推進コンソーシアムの技術開発・導入ワーキンググループは16日、東京都内で第2回「新技術のニーズ・シーズマッチング決定会議」を開催。シーズ提案企業が最終プレゼンテーションを行い、11技術でニーズとシーズのマッチングが成立した。
 同コンソーシアム企画委員会の冨山和彦委員(経営共創基盤代表取締役最高経営責任者〈CEO〉)は、ニーズとシーズのマッチングについて「回を重ねるごとに技術の熟度が高まり、プレーヤーも多様になっている。試行や実用を進める中でいろんな知見やノウハウが出てくる。それをフィードバックし、さらに技術を進化させてほしい」と講評した。
 3回目のマッチングはブロック単位で地方整備局を中心に開催する予定。地域に根差したニーズの提案や地元企業の参加などを期待している。
 マッチングが成立した技術は次の通り(〈1〉ニーズ〈2〉シーズ)。
 ▽海中、水中の3次元測量を可能にする技術=〈1〉留萌開発建設部留萌開発事務所〈2〉アジア航測
 ▽舗装版をはがさずに橋梁の床板の劣化状況を把握する技術=〈1〉札幌開発建設部岩見沢道路事務所〈2〉富士ピー・エス
 ▽衛星画像データを用いて広域の地形変化を(経時的に)把握する技術=〈1〉能代河川国道事務所、福島河川国道事務所、長野国道事務所〈2〉NTTデータ経営研究所
 ▽現場の状況をカメラなどでリアルタイムに把握できる技術=〈1〉横浜国道事務所〈2〉リコー
 ▽のり面、構造物、舗装などの異変を自動で検知、記録できる技術=〈1〉航空局空港技術課、羽越河川国道事務所〈2〉アジア航測
 ▽植生を取り除いた地形測量を行う技術=〈1〉猪名川河川事務所、姫路河川国道事務所〈2〉ウエスコ
 ▽洪水時の浸水エリアや水害規模を把握、配信する技術=〈1〉太田川河川事務所〈2〉建設電気技術協会
 ▽監督検査を効率化する技術=〈1〉四国山地砂防事務所〈2〉三菱電機エンジニアリング
 ▽斜面の安定性を確認する技術=〈1〉宮崎河川国道事務所〈2〉西松建設
 ▽建設現場における建機などの動態管理技術=〈1〉菊池川河川事務所〈2〉コマツ
 ▽災害時の被災状況などを把握する技術=〈1〉官房技術調査課電気通信室〈2〉東芝インフラシステムズ。

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