無電柱化はアジアの潮流

2018年11月20日 特集

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一般財団法人日本みち研究所(石田東生理事長)は、アジア地区の無電柱化の実態を把握するため9月17~22日、海外視察を実施した。1960年代から無電柱化を進め美しい街並みをすでに形成するシンガポールと、経済発展を背景に無電柱化が進展するタイ、ベトナムの3カ国を対象とし、行政機関、電力会社、通信会社にヒアリングを行ったほか、無電柱化工事の現場を見学。無電柱化を国の重要施策と位置付ける各国で、わが国の無電柱化のさらなる加速に役立つ情報を収集した。視察成果については10月に報告会を開き周知を図った。同研究所は引き続きヒアリング先への詳細確認等を行い最終報告書を本年度内にまとめる予定だ。視察団は石田理事長が団長、屋井鉄雄東京工業大学副学長が副団長を務め、土木研究所、東京都道路整備保全公社、電力会社、通信会社、NPO、建設コンサルタントから専門家が参加した。