技術・商品


2025年7月4日[3面]

日立製作所、日立プラントサービス/メタバースで設備管理作業手順を可視化

 日立製作所と日立プラントサービスが施設の管理業務を効率化し、作業員の心理的な負担を減らすAIシステムを開発した。現場の知見を蓄えたAIを使い、建物設備のメタバース(3D仮想空間)で作業する手順と場所を重ね合わせるように表示。直感的に可視化することで、機器の特定や操作に迷う場面を減らす。非熟練者の不安を解消しつつ、熟練者の技能継承につなげる。  「Frontline Coordinator-Nai…

2025年7月3日[3面]

熊谷組ら/鋼製支保工自動建込技術を国内初適用、山岳トンネル切羽作業無人化が前進

 熊谷組らはイタリアMACCAFERRI社が開発した「鋼製支保工の自動建込技術」の試験施工を国内で初めて実施し、有効性を確認した。山岳トンネル工事現場で切羽作業の無人化や遠隔化、機械化を推進する取り組みの一環。試験施工で作業員が切羽に立ち入ることなく、既存の機械を用いて鋼製支保工の建て込みができたことを確認。これにより実トンネル現場への本格導入を目指す。機械構成や施工手順を最適化し、作業の省力化や…

2025年7月2日[3面]

安藤ハザマら/国内全現場に暑熱対策AIカメラ導入、海外でも検証・他業種展開も

 安藤ハザマは建設現場の暑さ対策を強化する。化粧品大手ポーラ・オルビスグループのポーラメディカル(横浜市戸塚区、松本剛社長)と連携し、AIが顔の表情や発汗などから体調変化を検知する暑熱対策AIカメラ「カオカラ」を活用。安藤ハザマが施工する国内全現場に導入し、ラオスやネパールといった海外の現場でも検証を始めた。  カオカラは、カメラに顔をかざして顔の情報を検出するタブレット型のAI機器。専用に学習し…

2025年6月30日[3面]

戸田建設/トンネル全体の電波遮断で坑内の無線起爆可能に、発破作業の安全性向上

 戸田建設はトンネル工事の効率化に向け、坑内全体で電波を遮断した「電波暗室」化し、無線で発破できるシステムを確立した。地盤内を通過しない特性を持つ「UHF帯電波」や、防音扉を組み合わせて活用。坑外の通…

2025年6月27日[3面]

三菱地所レジ、長谷工コーポ/マンション外装に高耐久部材、大規模修繕周期6年延長

 三菱地所レジデンスは長谷工コーポレーションと連携し、マンションの大規模修繕工事の周期を12年から18年に延ばす新たなスキームを構築した。外装に耐久性の高い部材を採用し、適切な補修を行うことで、足場を…

2025年6月26日[3面]

飛島建設ら/新幹線トンネルの路盤鉄筋コンクリ施工を機械化、作業員数3分の1に

 飛島建設らは新幹線のトンネル工事で、路盤鉄筋コンクリートの打ち込みから締め固めまで一連の作業を機械化する新たな技術を開発した。打設作業に路鉄用ディストリビュータを使い、作業員数を従来の3分の1程度に…

2025年6月24日[3面]

戸田建設/山岳トンネル工事の面木に凹凸でモルタル発見容易に、供用後の剥落防止

 戸田建設は山岳トンネル工事の安全性向上に向け、表面に凹凸を設けた面木「TA面木」を開発した。覆工コンクリートの目地部に付着するモルタルを発見しやすくし、トンネル供用後のモルタル片の剥落を防ぐ。既に実…

2025年6月23日[3面]

鹿島/自動化施工システムで盛り土作業の自動化実現、造成工事の生産性向上へ

 鹿島は20日、建設機械の自動運転システム「A4CSEL(クワッドアクセル)」で土砂の積み込みから運搬、敷きならし、転圧まで一連の盛り土作業の自動化に成功したと発表した。ブルドーザーと振動ローラーに加…

2025年6月20日[3面]

三機工業/産業空調分野の技術・製品開発に注力、極低湿度環境試験室構築など

 三機工業が神奈川県大和市の研修・研究施設「三機テクノセンター」で、産業空調分野の技術・製品開発に力を入れている。実験施設として「極低湿度環境試験室」を新設し、5月に本格運用を開始。製品では既存のクリ…

2025年6月20日[3面]

オートデスク/BIMソフトウェアに構造系免制震装置と既製杭のファミリ追加

 オートデスク(東京都港区、中西智行社長)はBIMソフトウエア「Autodesk Revit」向けの新たな構造用ファミリ(部品データ)として、構造系の免制震装置と既製杭を整備した。制震建物や既製杭の設…

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