技術・商品


2025年12月12日[3面]

前田建設/風力発電の廃棄ブレード再利用し発電/超小集電技術を活用

 前田建設は、風力発電設備の廃棄ブレードを再利用して電力を生み出すプロジェクトを開始した。あらゆる自然物を媒体に、集電材(電極)を介して微小な電気を収集する「超小集電技術」を活用。茨城県取手市にあるICI総合センターで実証試験を行い、発電した電力を使って照明を点灯させ、歩道や植栽周りの夜間照明としても活用できる3ルクス程度の明るさを確認した。  発電プロジェクトは、オフグリッド・デザインコンソーシ…

2025年12月11日[3面]

飛島建設/自律四足歩行ロボ現場巡回点検システム開発/道路トンネルで動作を確認

 飛島建設は、四足歩行ロボットが自律移動で工事現場を巡回・点検するシステムを開発した。ロボットは写真や映像、3D点群データの取得、双方向の音声通信が可能。担当者は遠隔制御で高頻度な場内巡回が可能になり、施工管理の効率化と高度化に役立つと期待する。10月に同社が施工する高速道路トンネルの補修・補強工事で検証。想定通りに動けると確認した。  新システムは、稼働時間などから市販の電動四足歩行ロボット「U…

2025年12月10日[3面]

大林組/トンネル・ダム現場用火薬類をスマート管理/デジタル帳票で作成時間75%減

 大林組は、山岳トンネルやダムの建設現場で使う火薬類のデジタル帳票を開発した。ソフトウエア開発を手掛けるMetaMoJi(東京都港区、浮川和宣社長)と共同開発した施工管理アプリ「eYACHO(イーヤチョウ)」を活用。従来は紙に手書きで対応していた帳票作成の時間を75%削減した。火薬使用量などのデータを施工管理に活用できるため、火薬類を扱う新規現場で標準導入していく。  施工管理アプリを基盤に、19…

2025年12月9日[1面]

災害現場の切り札「スパイダー」/国総研が操縦訓練/能登でも道路啓開に威力発揮

 国土技術政策総合研究所(国総研)は1~5日、茨城県つくば市で4脚4輪走行が可能な多関節型作業機械(通称スパイダー)の操縦訓練を実施した。独立した4輪が生む高い機動力や着脱可能なアタッチメントを備え、…

2025年12月9日[3面]

清水建設/夜間工事照明影響評価システムを改良/費用対効果高い照明計画立案が可能に

 清水建設は、ダムやトンネルなどの大規模土木工事で運用している「夜間工事照明影響評価システム」を改良した。LED灯の色温度と気温条件を反映したシミュレーション機能を追加。季節や地域特性が建設地周辺の生…

2025年12月8日[3面]

NTTドコモビジネス、大林組ら/AI・ロボ活用拡大へ実証実験

 NTTドコモビジネス(旧NTTコミュニケーションズ)や大林組、東北大学、仙台市ら10者は、建設現場などをフィールドに、AI・ロボット活用の実証実験を始めた。通信環境に応じ異常検知するエッジやクラウド…

2025年12月8日[3面]

清水建設/ダムの洪水調整能力を増強/トンネル掘削機でダム堤体に削孔

 清水建設がダムの洪水調整能力を増強する工事で、山岳トンネル工事用の自由断面掘削機を使って堤体を削孔し貫通孔を設けた。放流設備を既設より低い位置に増設し、貯水位が下がっても放流でき、洪水調節容量を最大…

2025年12月8日[9面]

旭建設/ドローン遠隔操縦による3D測量の実証実験に成功

 旭建設(宮崎県日向市)は、4日に宮崎県発注の地滑り対策工事現場でドローン遠隔操縦による3D測量の実証実験を行い、成功した。西米良村の現場のドローンを直線距離で約35キロ離れた同社本社のDXルームから…

2025年12月5日[3面]

リバスタ/建設現場の購買燃料データ基にCO2排出量を効率算定/業務負担を軽減

 リバスタ(東京都江東区、高橋巧代表取締役)は、建設現場の購買燃料データを基に二酸化炭素(CO2)排出量を効率的に算定するクラウドサービス「TansoMiru(タンソミル)燃料」の提供を4日に始めた。…

2025年12月4日[3面]

竹中工務店ら/疲労寿命10倍の制振ダンパー/一般鉄骨製作工場で製作能に

 竹中工務店と物質・材料研究機構(NIMS、宝野和博理事長)は、長周期地震動の対応技術として「H形断面ブレース型」の制振ダンパーを開発した。疲労特性と座屈耐性に優れた「FMS合金」を採用。H形断面の芯…

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