技術・商品


2025年4月28日[3面]

いであ/熱赤外線カメラ搭載ドローン、海岸保全施設点検や干潟環境調査に活用

 いであが熱赤外線カメラを搭載したドローンを、海岸保全施設の点検や干潟の環境調査に利用している。撮影した画像を使って熱赤外線モザイク画像を作成。温度差によって堤体内の空洞を発見し、漏水箇所も特定できる。生物の生息状況などの調査にも応用可能だ。データ解析技術の改良や、DX技術と組み合わせなどで生産性向上のツールとして活用していく。  海岸を保全する堤防や護岸は、被覆工のひび割れで堤体に空洞が生じ、破…

2025年4月25日[3面]

大林組/複合災害を再現する実験装置開発、被害軽減に有効な工法や災害対策の検証可能

 大林組は、地震と降雨の複合作用を考慮した実験が可能な装置「遠心場(えんしんば)降雨発生システム」を開発した。地震と降雨が発生した時の地盤状況をシミュレーションすることで検証可能。大林組技術研究所(東京都清瀬市)の遠心模型実験装置に搭載し、既存の実験設備では再現できなかった複合災害の状況を作る。複合災害による被害軽減に有効な工法の検討や災害対策に役立てる。  同装置は複合災害に対する影響評価や対策…

2025年4月24日[3面]

清水建設/溶接ロボの機能を大幅改良、作業量10%超増大・熟練技能者に迫る動作も

 清水建設は、溶接ロボットの機能を大幅に改良した。原型タイプで6軸をベースとしているアームを7軸に見直し作業範囲を拡大。溶接技能者と同様のトーチ動作を可能にし、品質チェックで技能者との協業もできるよう…

2025年4月18日[3面]

清水建設/耐火被覆吹き付けを半自動化/生産性2・5倍に、簡易操作で作業完結

 清水建設は、タッチパネルによる簡易操作で半乾き式耐火被覆の吹き付け作業を代替するロボット「Robo-SprayII」=写真(報道発表資料から)=を開発した。試作タイプを機能拡張し、自動走行機能やセン…

2025年4月17日[3面]

大成建設/VR切羽観察システムの機能拡張、亀裂面計測し肌落ちリスク可視化

 大成建設は山岳トンネル工事の安全対策として、VR(仮想現実)を用いた切羽観察システム「T-KIRIHA VR」を機能拡張した。新たにVR空間内で岩盤の亀裂面や地層面を計測する機能を追加。切羽前方の落…

2025年4月16日[3面]

前田建設ら/導水路トンネル更新でパネル貼り付け作業機械化、ワンオペで安全性向上

 前田建設と前田製作所は水力発電施設の導水路トンネル更新工事を効率化するため、パネル貼り付け作業を機械化する「パネルライニング台車」=写真(報道発表資料から)=を共同開発した。前田建設が施工中の現場に…

2025年4月16日[12面]

スコープ/日本工営が打音検査の技術継承にアプリ活用、音の特徴を数値化

 日本工営が、ミドル世代の技術者不足や働き方改革に対応する技術継承ツールを開発し、業務に取り入れている。岩石などをハンマーでたたいた音で品質を判断する打音検査で、音の特徴を数値化するアプリケーション「…

2025年4月15日[8面]

中日本高速会社/イノベーション交流会の技術実証、3件を実用段階に移行

 中日本高速道路会社は、イノベーション交流会で取り組んでいる技術実証のうち「規制作業現場監視における高度遠隔運用プラットフォームの構築」と「防護柵支柱点検の効率化検討」「センシングカー撮影データの精度…

2025年4月14日[3面]

鹿島ら/規格外フライアッシュCSGを開発、成瀬ダム堤体に7250立米導入

 鹿島ら4者は、現場発生土材(石や砂れき)やセメント、水などを混合した材料(CSG)にJIS規格外のフライアッシュ(石炭灰)を活用した「フライアッシュCSG」を開発した。CSGの原料となる普通セメント…

2025年4月11日[3面]

安藤ハザマら/現場のデジタルツイン構築、施工管理を省人化・省力化

 安藤ハザマとWorldLink&Company(京都市北区、須田信也社長)は、建設現場のデジタルツインを構築するプラットフォームを開発した。点群をベースとする仮想空間で現場の変化を3Dで捉えられる。…

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