技術・商品


2024年7月25日[3面]

竹中工務店ら/90年までの気象変化予測、建築物の気候変動対策強化

 竹中工務店らは気候変動の影響を加味した建築物新築・改修計画立案の参考データとして、全国の計約840地点で2090年までの気象変化を予測するシステム「Met.box(メットボックス)」を開発した。国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の気候変動シナリオに基づき、1時間ごとの雨量や湿度などを予測。同社はメットボックスを用いて顧客の計画を評価し、ライフ・サイクル(LC)で温熱的快適性やエネルギ…

2024年7月24日[3面]

鹿島/山岳トンネル発破後のアタリ、3Dレーザースキャナーで高速自動判定

 鹿島と演算工房(京都市上京区、林稔社長)は山岳トンネル工事の発破後、支保工や覆工の施工に影響するため除去が必要な「アタリ」を、自動で高速に判定する「アタリガイダンスシステム」を共同開発した。重機のブレーカーに搭載した3Dレーザースキャナーで切羽形状のデータを取得し、アタリを定量的に自動で判別する。ブレーカーは遠隔操作室で操作し、安全性向上につなげる。  同システムは、鹿島が進める次世代の山岳トン…

2024年7月23日[3面]

スタイルポート/建物内から街まで3Dで情報共有、閲覧動向からマーケティングも

 建設・不動産テックのスタイルポート(東京都渋谷区、間所暁彦代表取締役)が、3Dコミュニケーション・プラットフォーム「ROOV(ルーブ)」のサービスを拡充している。建物内部などを属性データを付与したデ…

2024年7月22日[3面]

鹿島ら/レベル4自動運転バスの運行開始、東京都大田区の大規模複合施設で

 鹿島ら3社が、特定条件下で無人走行する「レベル4」の自動運転バスの運行を始めた。民間のバス運行で初めての取り組み。18日に東京都大田区の大規模複合施設「HANEDA INNOVATION CITY」…

2024年7月19日[3面]

三菱地所設計/木質3Dプリント生産システムを構築、木粉を成形用樹脂素材に

 三菱地所設計は、木質3Dプリントを用いた生産システムを開発した。建築や家具のデザインから施工までに至る取り組みで、プロトタイプと位置付けた木質3Dプリント建築物を製作した。木の製材加工時に生じる木粉…

2024年7月18日[1面]

日建設計/緑の環境価値を包括的に評価する手法開発、役割を可視化へ

 日建設計は緑がもたらす環境価値を包括的かつ視覚的に評価し、本質的な役割を可視化する手法を開発した。温室効果ガスの削減や空気の浄化、温熱環境の改善、生物多様性の促進、雨水流出の抑制という緑が持つ環境価…

2024年7月18日[3面]

大林組/山岳トンネル覆工時の妻型枠作業を省力化、セントルに一体化部材搭載

 大林組は、山岳トンネル工事で覆工コンクリートを打設・養生するための妻型枠の設置作業を省力化する「省力化ばりシステム」を開発した。一体化した部材をセントル(鋼製型枠)自体に搭載し、部材の操作だけで型枠…

2024年7月17日[3面]

日本電設工業/施工技術DXビジョンを策定、四足歩行ロボット活用へ実証実験

 日本電設工業は12日、施工のDX戦略として2031年を目標とする「NDK施工技術のDXビジョン」を発表した。施工段階ごとに導入するデジタル技術やロボット技術を示し、工程全体の革新を目指す。「社会の電…

2024年7月16日[3面]

前田建設、前田製作所/導水路トンネルの吹き付け・ならしを自動化する台車を開発

 前田建設と前田製作所は水力発電所の断面が小さい導水路トンネルの補修・更新工事向けに、補修材のポリマーセメントモルタル(PCM)を吹き付け、ならす作業までを自動化した施工台車を共同開発した。大型機械の…

2024年7月12日[1面]

清水建設/脱炭素型レジンコンクリ開発、福岡市内の道路工事現場で初適用

 清水建設は二酸化炭素(CO2)の実質排出量がマイナスになるカーボンネガティブのレジンコンクリートを開発し、福岡市内の道路工事現場に初適用した。残コンから排出したスラッジを乾燥させ、大気中のCO2を吸…

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