技術・商品


2025年12月4日[3面]

竹中工務店ら/疲労寿命10倍の制振ダンパー/一般鉄骨製作工場で製作能に

 竹中工務店と物質・材料研究機構(NIMS、宝野和博理事長)は、長周期地震動の対応技術として「H形断面ブレース型」の制振ダンパーを開発した。疲労特性と座屈耐性に優れた「FMS合金」を採用。H形断面の芯材を補剛鋼管で覆ったシンプルな構成を実現した。適切な溶接条件の範囲も確立し、一般的な鉄骨工場で製作できる。一般的な鋼材ダンパーに比べ約7~10倍の疲労寿命を確保した。  FMS合金は、鉄を主成分に高濃…

2025年12月3日[3面]

話題の技術/丸高工業/消音工事技術「サイレントシステム」

 ◇工事騒音低減し改修需要照準  建築物の改修を手掛ける専門工事会社・丸高工業(東京都品川区、高木一昌社長)が開発した消音工事技術「サイレントシステム」の引き合いが増えている。工具の改良や仮設消音壁の設置で工事騒音を低減し、振動や粉じんも抑制。これまで利用者の少ない土日に限られていた作業時間が大幅に拡大でき、現場の労働環境や作業生産性を大きく向上させる。建築費の高騰や老朽化した建物の増加を背景に、…

2025年12月2日[3面]

竹中工務店/米オートデスクとMOU/建築全工程でDX

 竹中工務店は建設DXの推進に向け、米オートデスク(カリフォルニア州サンフランシスコ)と包括連携の覚書(MOU)を交換した。世界各国で建築・エンジニアリング・運用のソフトウエアソリューションを提供するオートデスクの知見を導入。2021年12月に発表した「建設デジタルプラットフォーム」のデータ基盤構築を強化する。建築プロジェクトの全工程でAI活用を推進し、意思決定プロセスや作業などに要する時間や負担…

2025年12月1日[3面]

前田建設/下水管路劣化診断・空洞点検技術を現場実証/26年3月に実用化めざす

 前田建設は、自社開発した下水管路の劣化診断・空洞点検技術を現場実証する。硫化水素の生成から劣化までをシミュレーションで診断可能な「硫化水素劣化予測診断技術」と、無人で管路内から周辺の空洞を調査できる…

2025年12月1日[14面]

大阪工大ら/土砂災害対応ロボット試作機を公開/河道閉塞の初動対応を遠隔化

 大阪工業大学ロボット工学科の研究グループは、地震や豪雨で発生する河道閉塞(いわゆる土砂ダム)の現場で、状況調査から排水作業までを遠隔で行う土砂災害対応ロボットシステムの試作機を公開した。二次災害が危…

2025年11月28日[3面]

大成建設/浮体式洋上風力発電、コンクリ製セミサブ型浮体式基礎で基本設計承認取得

 大成建設は、浮体式洋上風力発電設備に活用するコンクリート製セミサブ型浮体式基礎「OO-STAR」の基本設計承認(AiP)を、日本海事協会(菅勇人会長)から取得した。15メガワット級の風車に対応可能な…

2025年11月27日[3面]

大成建設/デジタル点検を本格運用/建築物ニューアルに対応

 大成建設は、建設現場でデジタル点検の本格運用を開始した。ドローンと3Dスキャナーで取得した3Dデータを活用して点検記録を共有。現地調査や立ち会いで対応していた点検業務の省力化や効率化に効果を発揮する…

2025年11月26日[3面]

ミライト・ワンら/NTN活用しダム管理/石川・能登で実証

 NTTドコモビジネスとミライト・ワン、国際航業の3社は、石川県珠洲市の小屋ダムで非地上系ネットワーク(NTN)を活用し、ダム堤体の変位や貯水池周辺設備のひび割れなどを遠隔点検する手法を実証したと25…

2025年11月25日[3面]

前田建設ら/通気性保ち遮音する装置開発/屋外コンサート会場周辺の騒音課題を解決

 前田建設は、ピクシーダストテクノロジーズ(PxDT、東京都中央区、落合陽一代表取締役、村上泰一郎代表取締役)と共同で、通気性を保ちながら低周波騒音を遮断する装置を開発した。PxDTが保有するメタマテ…

2025年11月21日[3面]

竹中工務店/「どう働く?」を形に/独自カードが好評、導入100件超に

 竹中工務店は、オフィスの新築・改修などで顧客の要望を引き出すため、独自開発した「アクティビティカード」の活用を広げている。想定される職場の使い方を分類、整理したかるたサイズのカード。顧客は理想の職場…

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