技術・商品


2025年10月17日[3面]

道路舗装各社/ハイウェイテクノフェアで多機能舗装や床版補強PR

 道路舗装会社が高速道路の老朽化対策や長寿命化などに貢献する技術開発に注力している。高速道路関連の最新技術を発信する「ハイウェイテクノフェア2025」(主催・高速道路調査会ら)が16日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開幕=写真。施工や維持管理の作業効率を高めつつ、高耐久で環境負荷が低減できる舗装や橋梁床版の取り換え・補強技術を各社がPRしている。会期は17日まで。  ハイウェイテクノフェアには、…

2025年10月16日[3面]

「軍艦島」保存へ研究拠点施設/清水建設の木造仮設・デジタルツイン結集

 「軍艦島」の通称で知られる長崎市沖の端島(はしま)で、清水建設が老朽建物の保存に全面協力する。同社の木造仮設技術を導入し、組み立てや解体が容易な研究拠点施設を新設する。島内での新築は55年ぶり。デジタルツインを活用し、AIや遠隔臨場による劣化・被災度の自動診断システムの開発も目指す。2015年に登録された世界文化遺産の維持と継続に貢献する。=1面参照  清水建設は長崎市の共同事業者として参画する…

2025年10月15日[3面]

大成建設/既設トンネル内空変位を自動計測/複数のレーザー距離計で瞬時に

 大成建設が既設トンネルの内空変位を自動計測するシステムを開発した。既設トンネルの隣で新たなトンネルを構築する工事に適用。複数のレーザー距離計を無線制御し、新設トンネルの施工が既設トンネル側に及ぼす影響を瞬時、高精度に把握・監視しながら安全や品質を確保する。横浜市の金沢、栄両区で施工する高速道路のシールドトンネル工事に導入。先行掘削した上り線トンネルの内空変位監視で計測精度や作業のしやすさに優れる…

2025年10月14日[3面]

大林組/低炭素型コンクリのPCaPC床版開発/製造時CO2排出量を67%削減

 大林組は10日、独自の低炭素型コンクリート「クリーンクリート」を適用したプレキャスト・プレストレストコンクリート(PCaPC)床版を開発したと発表した。一般的なコンクリートと比べ初期強度の発現が遅い課題を材料配合や養生条件の工夫で克服。従来と同等の製造サイクルとコストを実現した。従来のPCaPC床版と比べ製造時の二酸化炭素(CO2)排出量を67%削減する。  PCaPC床版は製造時にプレストレス…

2025年10月9日[3面]

大林組/トンネル覆工補強工事の工程削減/特殊製法シートを実用化

 大林組は、トンネル覆工コンクリート補強工事の工程が削減できる炭素繊維シート接着工法を実用化した。縦・横2方向に補強効果がある特殊製法シートを覆工表面に貼り付ける。1方向のみ織り込まれたシートを使う従…

2025年10月8日[3面]

鹿島/短距離道路橋床版取り換え、専用機械1台で施工期間半減

 鹿島は施工延長が短い道路橋の床版取り換え工事に対応し、専用施工機械1台で交通規制期間を大幅短縮する自社開発工法を初実装した。2024年9~10月に広島市安佐南区の「広島自動車道(特定更新等)伴高架橋…

2025年10月8日[3面]

大林組/CN裏込め注入材をシールド工事に初適用/CO2排出量実質ゼロ以下

 大林組はシールドトンネル工事で炭素貯留型の「CN(カーボンニュートラル)裏込め注入材」を現場に初適用した。炭素を固定化したバイオ炭を裏込め材に使用。従来の裏込め注入材と比べ二酸化炭素(CO2)排出量…

2025年10月7日[3面]

鉄建建設ら/汎用重機のMG技術実用化へ/非GNSS環状下でも施工状況を把握

 鉄建建設らが汎用(はんよう)重機の遠隔・自動化施工の実現に向け、独自の自動検出システムによるMG(マシンガイダンス)技術の実用化にめどを付けた。撮影カメラと可搬式LiDAR(ライダー)一体の装置(エ…

2025年10月6日[3面]

戸田建設/シールド仮壁切削補強材にバサルトロッド国内初適用/安価で引張強度2倍超

 戸田建設は、シールドトンネルの仮壁切削工事に使う補強材として、玄武岩を原料とする無機系繊維で製造した「バサルトロッド」を国内で初適用した。鉄筋の2倍以上の引っ張り強度を持ちながら、炭素繊維やガラス繊…

2025年10月3日[3面]

大成建設/瞬時に測位情報3D表示する新システム開発/正確で迅速な施工管理展開

 大成建設は、建設現場で取得した測位情報をリアルタイムに3D表示する新システムを開発した。自社製のGNSS(全球測位衛星システム)対応測量支援アプリと3Dモデリングソフトを連携。手作業が主だった従来方…

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