歴史的に極めて多種多様な建物や都市の設計に関わってきた建築家。時代ごとのさまざまな課題に対し、創造的な思考を巡らせ、多様で総合的な解決を試みてきた。本書は建築家としてこれまでに多くの市街地再開発事業などの設計を手掛け、日本設計社長、日本建築家協会(JIA)会長を歴任した著者が、「建築家はいま何を考えているか」、さらに「建築家はいま何を考えるべきか」という問題意識を持ち、環境の持続可能性や防災、都市デザイン、建築の保存再生、建築家の仕事の経済的な価値と社会など、現代の主要なテーマについて分かりやすく解説する。建築家や建築家を志す方たち、建築関係の方たちはもちろんのこと、建築や都市、環境について関心や興味をもっている方たちにおすすめの一冊。