行政・団体
2026年1月28日[1面]
インフラを守る-八潮市の道路陥没事故1年・1/問われる維持管理の在り方
◇定期点検で危険見抜けず 埋設下水管の破損に起因する埼玉県八潮市の道路陥没事故から1年がたった。進行するインフラの老朽化と、膨大なインフラを維持管理・更新する体制が脆弱(ぜいじゃく)になりつつある深刻な実態を、社会に突き付けた事故だった。「このような事故をもう二度と起こしてはならない」(金子恭之国土交通相)。国やインフラ管理者の対応が進む中で、官と民それぞれの対応が問われている。(編集部・遠藤…
2026年1月28日[2面]
◇受注者の視点で契約書案を作成 日本PFI・PPP協会(植田和男会長兼理事長)が3月4日に「ウォーターPPP事業リスク分析・契約書(案)部会」を設立する。国土交通省が示した上下水道の施設管理などに関するPPPの契約書例に対し、受注者の視点で追加・修正。契約書案として清書し、政策提言も行う。事業のリスクを官民で適切に分担し、地方を含めた民間事業者が受注しやすい環境を創り出す。 ウオーターPPP…
2026年1月28日[9面]
四国整備局/四国インフラDX人材育成センター(高松市)が完成
四国地方整備局がデジタル技術の知識習得の場として整備してきた「四国インフラDX人材育成センター」が完成した。四国技術事務所(高松市牟礼町牟礼1545)1階試験室を改修。318平方メートルのスペースにマルチディスプレーによる遠隔建設機械シミュレーターやドーム型スクリーンなど最新機器を設置。体験型コンテンツを通じ、デジタル技術を活用できる人材の育成に役立ててもらう。 2月2日の開所を前に26日、セ…
2026年1月27日[1面]
政府/国土強靱化関係府省庁連絡会議開く/年次計画方針決定、自治体取り組み重点支援
政府は、国土強靱化基本計画に基づく「2026年計画(年次計画)」の策定方針を決めた。南海トラフ地震などの被害想定地域における取り組みの進展などをまとめる。23日に関係省庁などの連絡会議を開いて方針を決定。地方自治体が実施する国土強靱化の取り組みを、交付金や補助金などで重点的に支援する方針も確認した。 政府は「国土強靱化の推進に関する関係府省庁連絡会議」を同日開催した。牧野京夫国土強靱化担当相は…
2026年1月27日[2面]
電設協/働き方改革フォローアップ調査/しわ寄せ半数近くも工期見直さない傾向
日本電設工業協会(電設協、文挾誠一会長)は23日、会員企業を対象にした第7回働き方改革フォローアップ調査の結果概要を公表した。受電工事後の繁忙期に前工程の遅れによる「しわ寄せ」を受けた工事が5割前後とする企業が44%に及んだ一方、工期を見直した割合が4割未満の企業は88%となった。電設協は「しわ寄せが起きても、竣工日を変更せずに契約工期通りに引き渡す現状にある。非常にタイトの現状の裏付けがなされ…
2026年1月27日[5面]
横浜市は26日に2026年度の当初予算案を公表した。一般会計は前年度比5・8%増となる2兆0993億円、特別会計と企業会計を加えた総額は前年度比2・1%増の4兆0700億円となった。いずれも過去最大規模。昨年12月に公表した中期計画(26~29年度)の初年度となる。初めて、中期計画と当初予算を連動させた。 公共事業関連費では、施設等整備費は2291億円で、前年度比14・4%増となった。うち、市…
2026年1月26日[1面]
国交省/「新・全国統一指標」を総括/週休2日浸透、平準化は未達多く
国土交通省は、公共工事品質確保促進法(公共工事品確法)に沿った公共発注者の取り組みを見える化する「新・全国統一指標」(2020~24年度)の最終結果を公表した。施工時期の平準化は当初の目標値に届かない地域ブロック・県域も多く、ダンピング対策は目標の達成状況に県域で差がある。週休2日を前提とした発注は全国でほぼ浸透した。25年度以降、見える化する指標を一部見直した「第3次全国統一指標」に引き継ぎ、…
2026年1月26日[1面]
電設協/国交省住宅局と初の意見交換実施/日空衛と連携、実務レベル含め協議へ
日本電設工業協会(電設協、文挾誠一会長)は23日、東京都港区の東京電業会館で理事会を開いた。東京都内で22日に日本空調衛生工事業協会(日空衛、藤澤一郎会長)と共同で臨んだ国土交通省住宅局との初の意見交換の内容を報告。意見交換では、実務レベルを含め3者で意見を交わす場を継続的に設けていくことを確認した。 意見交換には文挾、藤澤両会長ら協会幹部16人が参加。住宅局からは宿本尚吾局長をはじめ住宅局担…
2026年1月26日[2面]
商習慣を変える3-標準労務費始動・5/「賃金」端緒に建設Gメン動く
◇通報の機運広がる、問われる実効性 岡山県建設業協会は自主的な取り組みとして「Gメン通報制度」を2024年12月に始めた。下請や技能者へのしわ寄せが疑われるダンピング受注の情報提供を会員企業に寄せてもらい、国土交通省の建設Gメンにつなげる。定常的に一定数の通報があるが、荒木雷太会長によると「副次的な効果として、地方整備局に直接通報する人が増えている」。建設業法違反の疑義情報の窓口となる「駆け込…
2026年1月26日[2面]
衆院が解散された。主要政党の公約・マニフェスト、政策集などには防災・減災や社会資本整備、建設産業政策のメニューが並ぶ。与党の自民党は第1次国土強靱化実施中期計画の着実な実行やインフラの老朽化対策、建設産業の担い手確保・育成の取り組みなどを挙げた。日本維新の会は、大阪、福岡、札幌などを候補とする「副首都法」の制定などを盛り込んだ。=1面参照 自民党は公約に関連する「政策BANK」の「防災・減災、…