企業・経営
2025年11月4日[3面]
戸田建設/長崎県五島市沖の浮体式洋上風力発電、26年1月稼働開始
戸田建設が長崎県五島市沖に建設していた国内初の「浮体式洋上風力発電所」が、2026年1月に稼働を開始する。水深の深い海域でも設置が可能な浮体式は、再生可能エネルギーの安定供給を支え、洋上風力発電の拡大を後押しする技術として注目されている。同社は部材製造に地元企業を参画させ、地域経済の活性化と共生を目指すプロジェクトとして準備を進めてきた。全国に先駆けたモデルケースとして、成果に大きな期待が寄せら…
2025年11月4日[3面]
電気設備大手5社/25年4~9月期決算/全社が営業利益過去最高を更新
                                電気設備工事大手5社(関電工、きんでん、クラフティア、トーエネック、ユアテック)の2025年4~9月期決算が10月31日に出そろった。本業のもうけを示す営業利益は連結ベースで全社が過去最高を記録。関電工ときんでん、クラフティア、トーエネックは経常利益と純利益も過去最高となった。ここ数年の旺盛な工事需要を背景に受注環境が改善し、各社の好決算につながった。 連結売上高を見ると、関電工は首都圏再開発…
2025年10月31日[1面]
大和ハウス工業/住友電設を子会社化へ/TOBなどで全株式取得
大和ハウス工業は30日、住友電設を買収すると発表した。両社と住友電設の親会社、住友電気工業の3社が同日に業務提携契約を結んだ。 大和ハウスはまず、住友電設株のうち少数株主が保有する49・3%にTOB(株式公開買い付け)を実施する。成立後、住友電工は住友電設の自社株買いに応じ、3月下旬に全株式を1株当たり6877円で売却する予定だ。買収額はTOBが1694億円、住友電工の株式譲渡が1226億円で…
2025年10月30日[1面]
                                ◇総合インフラサービス企業への転換加速 インフロニア・ホールディングス(HD)と三井住友建設が経営統合し、「脱請負」を軸に新たな価値創造に踏み出す。両社のネットワークとエンジニアリング力を融合し、…
2025年10月30日[3面]
大林組/カフェのように快適な休憩所を河川工事現場に設置/担い手確保へ投資
                                川辺のテラスでコーヒーを手に同僚たちと談笑する-。大林組が千葉県市川市と東京都江戸川区の境にある旧江戸川で施工中の現場に、作業員の快適さを追求した休憩所を整備した。木目調のテーブルにカラフルないす、…
2025年10月30日[3面]
花博/大成建設がダイヤモンドパートナーに、ゼネコン各社も出展
2027年国際園芸博覧会協会は、27年3月に開幕する「GREEN×EXPO2027(花博)」の概要をまとめた。協賛額10億円以上の「ダイヤモンドパートナー」として大成建設が参画する。会場は旧上瀬谷通…
2025年10月30日[4面]
森ビルら/麻布台ヒルズ完成/35年かけて開発、多様な都市機能が集積
                                森ビルが手がけた「麻布台ヒルズ」(東京都港区)が29日に完成した。35年の歳月をかけ、約6000平方メートルの広場を中心にオフィス、マンション、ホテル、商業施設など多様な都市機能を集約した「コンパク…
2025年10月29日[3面]
大林組、JFEエンジら/160億円でインドネシアの下水処理場建設工事を受注
                                大林組とJFEエンジニアリングは、両社が参画するJVがインドネシア・ジャカルタで下水処理場の建設工事を受注したと28日発表した。受注金額は約160億円。同国公共事業省が政府開発援助(ODA)で行うジ…
2025年10月24日[3面]
ANION/機能性吸着材製造工場(福島県南相馬市)の開業式典開く
                                日本国土開発の全額出資子会社であるANION(東京都港区、大野睦浩社長)が福島県南相馬市に建設していた「機能性吸着材製造工場」が完成し、23日に現地で開業披露式を行った。関係者約60人が出席し、代表…
2025年10月23日[3面]
ナカノフドー建設/仮設足場にパラリンアートの大型シートを展示
                                ナカノフドー建設は、自社施工現場で使用している仮設足場の保護シートをキャンバスに見立て、障害のある人が制作した芸術作品『パラリンアート』を展示する取り組みを始めた。14日から作品を印刷した約5メート…