伊賀市新庁舎 完成

2018年12月21日 特集

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 俳聖松尾芭蕉翁の故郷で、伊賀流忍者の発祥の地でもある三重県伊賀市で新市庁舎が完成した。新庁舎は名阪国道(国道25号)の友生インターチェンジ(IC)と上野東IC間の南側に位置し、三重県伊賀庁舎に隣接して建設された。外観は伊賀の城下町を感じさせる重厚なデザインで、内部には伊賀市産の杉をふんだんに採用し、地産地消を図った。伝統ある伊賀の歴史と風土を感じさせながら、柔らかな木の質感を内部に漂わせ、市民に親しみの持てる空間を見事に造り込んでいる。同時に防災拠点機能も持たせ、構造は免震構造とし、柱には耐震性能に優れたCFT(コンクリート充填鋼管構造)を採用。市民に安全・安心の場を提供している。設計・監理は日建設計、施工は鴻池・山一特定建設工事共同企業体が担当した。あす22日に新庁舎で竣工式典が開かれ、来年1月4日に開庁する。
■建築概要■
■工事名称/伊賀市庁舎新築工事
■工事場所/三重県伊賀市四十九町3184
■発注者/伊賀市(岡本栄市長)
■設計・監理/株式会社日建設計
■施工/鴻池・山一特定建設工事共同企業体
■工期/2017年3月~2018年11月
■主要用途/庁舎
■構造・規模/鉄骨造(柱CFT造)、基礎免震構造、地上5階・塔屋1階、延床面積14,288.72m2、建築面積3,902.5m2