東海北陸自動車道4車線化事業が完成

2019年4月12日 特集

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 中日本高速道路株式会社が進めてきた東海北陸自動車道の高鷲インターチェンジ(IC)~ひるがの高原サービスエリア(SA)間延長約7キロの4車線化工事が完成し、3月20日に供用を始めた。区間内に建設された「鷲見橋」(岐阜県郡上市)は橋脚高さが125メートルと日本で最も高い道路橋で、上・下部工の施工者である三井住友建設株式会社が自社で開発し、技術提案により採用された急速施工技術と合理化施工技術を駆使して施工。工期の短縮とともに、高品質で安全な施工を実現した。今回の供用開始で2012年度に着手された東海北陸自動車道白鳥IC~飛騨清見IC間41キロの4車線化工事が完成したことになり、渋滞解消や観光の活性化、災害時のリダンダンシーの確保、安全性と信頼性の向上などの効果が期待できる。
■工事概要■
■工事名/東海北陸自動車道鷲見橋工事
■発注者/中日本高速道路株式会社
■施 工/三井住友建設株式会社
■工事場所/岐阜県郡上市高鷲町鷲見地内
■構 造/PRC4径間連続ラーメン波形鋼板ウェブ橋
■施工延長/700m
■上部工/橋長459m、全幅員10.95m
■下部工/橋脚3基(高さ67.5~125m)、橋台2基
■基礎工/大口径深礎杭3本(直径11.0m、長さ11.0~20.0m)、深礎杭8本(直径2.5m、長さ4.5m)
■工 期/2013年6月29日~2019年12月27日