リコーは建設現場での幅広い活用を想定し、「RICOH360 THETA A1」として8月上旬に360度カメラを発売する。暗所や屋内環境では照度に応じた自動ノイズリダクション機能により、撮影経験の少ないスタッフでも高品質な360度画像が簡単に撮影できる。クラウドサービスと連携した一体型モデルとして提供。スリープ状態でも無線LANを通じ画像や動画を「RICOH360 クラウド」に自動アップロードでき、撮影から共有までの業務フローを大幅に効率化した。
現地調査や施工の進捗管理、点検・記録など幅広い現場業務で求められる▽耐久▽効率▽操作-の各性能に優れたさまざまな機能を搭載。頻繁な三脚への着脱に耐える金属製の三脚ネジ穴を設けており、粉じんや小雨などの環境でも安心して使用できる保護等級「IP64」に準拠した防塵・防滴機能を備える。30~40度程度の高温環境でも安定した長時間の撮影やライブストリーミングが可能だ。
起動や撮影時のレスポンスにも優れる。建設現場で1日の作業終了後にワンタッチで撮影すると360度画像がクラウドに自動アップロード。本社や監理技術者が遠隔からでもすぐに状況を確認でき、施工ミスの早期発見や迅速な是正指示が可能になる。帳票用の記録写真としての活用も含め、業務効率と品質の向上を両立させる。
8月上旬の発売時点でハードウエアに加え撮影から画像、動画の活用を可能にするアプリケーション、さらにサポートまでをワンパッケージにしたソリューションを提供する。さまざまな問い合わせ対応やカメラ故障時のサポートも専用窓口で対応し、運用コストを抑えながら安心して導入し利用できるようにする。