大成建設は今夏から、建設現場従事者が必要な器具や装備を簡単に着脱できる新たな統一パッケージを本格導入する。「大成建設セフスタイル」として安全装備などの装着ルールを統一し、作業内容に応じワンタッチで必要な機能が柔軟に組み合わせ可能。同社が施工する複数の現場で試行導入し安全、耐久、装着の各性能に加え作業のしやすさや快適さも確認した。
統一パッケージはTJMデザインの協力を得て整備した。約3年のヒアリングで集まった現場作業員の意見や要望などを踏まえ、墜落制止用器具点検会の審査も経て現場仕様に適応させ独自設計した。
製品の主なラインアップは▽セフメット(ヘルメット)▽セフハーネスA(大成建設仕様)▽セフポーチZネームプレート用▽同タブレット用▽セフリュック40▽セフハーネス用ハンガー-など。セフメットは暑さ対策強化に向け換気ファン搭載の電池式になっている。約8時間の連続使用やファンの取り外しが可能。ヘッドライト・ペンホルダーなども装着できる。セフハーネスAは墜落制止用器具として認定済みのフルハーネスベルトと、大成建設のVI(ビジュアルアイデンティティー)カラーを採用。肩や腰の部分に配置したセフホルダーには工具袋や工具が装着できる。
引き続きTJMデザインとの連携により、統一パッケージのラインアップをさらに拡充。安全で効率が高く快適な作業をサポートする装備パッケージを充実する。