JR両国駅近くの江戸東京博物館(えどはく、東京都墨田区)が4年間の大規模改修工事を終え、31日にリニューアルオープンする。明治期の銀座の象徴とも言える服部時計店を原寸大で再現。建築家の重松象平氏が館内外の空間デザインを監修した。館の再開を心待ちにしていた人も多かろう▼開館から約30年で初の大規模改修は老朽化への対応や機能改善にとどまらず、新たな空間演出や大型模型の新設など館内の装いを変えた。展示やコンテンツの魅力を高め、集客増につなげる狙いもあろう▼文化庁と文部科学省は所管する独立行政法人の国立美術館と国立文化財機構(国立博物館など)を対象に、2026年度から5年間で達成すべき中期目標を策定した。自己収入の数値目標も初めて示した▼未達成の館は社会的な役割を十分に果たせていないとみなされ、再編対象にするとも。SNSでは「#文化庁による博物館美術館潰(つぶ)しに反対します」という抗議の声が広がった▼博物館や美術館が自律的に稼ぐ組織に変わるよう求められている。文化の公共性と経済的自立をどう両立させるか。各館の経営手腕が問われている。







