大阪府の流域下水道事業は1965年に全国に先駆けて着手して以来、本年度で60年の節目を迎えた。高度経済成長期の急激な都市化と水質悪化に対応するため、寝屋川流域を皮切りに整備が進められ、現在では府内の下水道普及率は97・3%に達した。一方で、施設の老朽化、集中豪雨の頻発化、技術職員の減少など、事業を取り巻く環境は大きく変化している。流域下水道は今、単なる「処理インフラ」から防災、環境、資源循環、地域価値を支える基盤へと役割を広げながら新たな段階に入った。本特集では60年の歩みを振り返るとともに、将来像「ReBorn60」に込める思いと今後の展望を現場の最前線とトップインタビューから読み解く。






