全建/生産性向上計画を改定/KPI追加、29年度までに会員40%AI活用を目標

2026年9月25日 行政・団体 [1面]

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 全国建設業協会(全建、今井雅則会長)は、5カ年生産性向上計画(2025~29年度)を改定した。実質労働生産性目標(24年度比9%増)の達成に向け、AI活用に関する重要業績指標(KPI)を追加。AI活用で生産性や安全性の向上、技能継承など現場の課題解決が期待されることから、AIを活用し業務の効率化や改善に取り組む会員企業の割合を29年度までに40%(26年度18・7%)にする。
 同計画は会員企業のICT活用促進と、生産性向上の取り組みを後押しするのが目的。計画全体の目標は、政府の「省力化投資促進プラン」を踏襲し、建設業の29年度の労働生産性を24年度比で9%向上させる。
 今回の改定では、国で「AIロボティクス戦略」や「人工知能基本計画」の策定されたほか、国土交通省が「建設分野のフィジカルAI活用促進WG」を設置しフィジカルAIやロボティクスの導入に向けた検討を進めていることからAIに関するKPIを設けた。
 1年間の進捗では、ICT施工に取り組む会員企業の割合を29年度までに85%とする目標に対して26年度実績は60・6%(前年度57%)となった。施工管理アプリを活用する会員の割合が69%(目標90%)、電子黒板を活用する会員の割合が66・9%(同90%)、電子契約サービスを活用する会員の割合が53・1%(同80%)、ASP方式の情報共有システムを活用する会員の割合が53・6%(同70%)と伸びた。一方、BIM/CIMを活用する会員の割合は12・9%(同40%)と前年度の18・7%から後退。ウェブカメラを活用する会員の割合も21・1%(同60%)と目標との隔たりが大きかった。
 ICT活用事例の周知を掲げるでは、29年度までに累計150件の周知を目指している。機関誌『全建ジャーナル』のICT活用事例の掲載は25年度に計29件。26年度からは各都道府県建設業協会の持ち回りで事例と執筆者を選定し、紹介記事を寄稿してもらう方式に改め、計36件の掲載を予定している。