2022年3月の福島県沖地震で甚大な被害を受けた国道399号伊達橋の復旧工事が完了し、27日から本格運用が始まった。東北地方整備局が県からの要請を受け、直轄権限代行として上部工の架け替えや橋脚の補強工事を実施。伊達市の伊達体育館で完成式典を開き、耐震性を強化した強靱な橋に生まれ変わった伊達橋の完成を祝った。
式典には県、近隣市町、県選出の国会議員や見坂茂範参院議員、施工関係者を含め関係者60人が参加。佐藤宏隆福島県副知事は「安全・安心な通行が可能となることで、広域的な交流の促進や地域産業の活性化が図られ、伊達市をはじめとする県北地域のさらなる発展につながる」と期待した。須田博行伊達市長は「地域の生活拠点を結ぶ道路ネットワークが確保され、大切な基盤が整った。地域の発展を支える橋として末永く未来へ受け継がれていくことを願う」と語った。小島優東北整備局長は「災害時の交通機能の強化や地域の安全・安心の確保に大きく寄与するものと確信している。防災・減災、国土強靱化、さらには地方創生に資する道路ネットワークの強化を着実に進めていく」と決意を述べた。関係者がくす玉を開披し、復旧工事完了を喜んだ。
市中心部を通る国道399号に架かる伊達橋は、国道4号やJR伊達駅などをつなぐ重要路線。23年10月に仮橋が開通し、25年3月に下部工補強、26年3月に上部工工事がそれぞれ完成した。交通への影響を出来る限り少なくするため、仮橋から伊達橋に切り替えながら進めた。新しい橋は延長290メートル、幅員8メートルの片側1車線。上部工は地震災害防止のため橋桁を軽量化し、鋼床版4径間連続鋼箱桁橋に架け替え、下部工は円柱型張り出し式橋脚3基に耐震補強した。仮橋は本年度中に撤去する予定。
国道399号伊達橋災害応急復旧と上部工撤去は三井住友建設鉄構エンジニアリング、仮橋設置は前川原地区をRN建設、伊達地区を本間組、下部工補強は佐藤工業(福島市)、上部工工事はIHIインフラスクエアが施工を担当。エイト日本技術開発が調査、構造物設計を担った。








