プロロジス(東京都千代田区、山田御酒代表取締役会長兼最高経営責任者〈CEO〉)らが京都府京田辺市に次世代型物流施設を建設する。総投資額は800億~1000億円。複数の顧客が使うマルチテナント型の自動倉庫で、工期は2027~30年を見込んでいる。従来、自動倉庫は利用企業ごとに使い方が異なるため、1社だけの専用施設として整備していた。
台湾を拠点に物流施設の開発・運営などを手掛けるアリー・ロジスティク・プロパティー(ALP、チャーリー・チャン共同創業者兼CEO)と組み、次世代型物流施設を建てる。プロロジスとALPは9月29日に共同事業会社の設立に向け基本合意書を交わした。
ALPが展開する物流施設「OMEGA(オメガ)」として整備する。オメガは大規模な自動倉庫機能を共用インフラとして提供するサービスモデル。同モデルの物件は中央部に高密度のパレット型自動倉庫を配置する。無人搬送車を組み合わせることで荷物の保管・入出庫・搬送などを自動化する。
京田辺市での工事現場は松井宮田(敷地面積約9万5000平方メートル)で、既設の物流倉庫「プロロジスパーク京田辺」の近くに位置する。高さは約40メートルで、多層階施設として開発する。建物中心部に置く自動倉庫には数万パレットの保管能力を持たせる。
入居企業は大規模な自動倉庫設備を整備・保有することなく物流オペーレションを自動化できる。省人化や保管効率のアップも可能になる。利用するスペースやパレット数の増減が可能で、物量の変化や事業拡大に対応できる。
1号案件が稼働後は「国内で適切な土地があれば2号案件、3号案件の開発に取り組む」(プロロジス広報室)考えだ。世界で事業展開するプロロジスの知見を生かし、将来的には欧米での展開も視野に入れている。









