奈良県/平城宮跡歴史公園県営公園区域整備運営事業(奈良市)プロポ公告

2026年10月5日 工事・計画 [8面]

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 奈良県は1日、複数方式のPFIを導入して実施する「平城宮跡歴史公園県営公園区域整備運営事業」の公募型プロポーザルを公告した。11月2~12日に行う個別対話の申込期限は30日。プロポーザルの参加表明書は11月13日まで、提案書は12月1日~2027年1月22日に持参か郵送で受け付ける。同3月上旬に優先交渉権者を公表予定だ。事業期間中(約32年)に県が支払うサービス対価の参考価格は約85億円(税込み)。
 参加資格は単体または複数の法人で構成するグループ。統括マネジメント業務を含む全体プロデュース業務に当たる者は、過去20年以内に▽商業、にぎわい、複合施設などの開発や再生に関する施設コンセプトの立案・監修▽飲食、物販施設の整備・運営を行うPFI事業の全体統括業務-などの実績があること。
 同事業の対象範囲は県営公園区域のうち朱雀大路西側地区(西側地区、約3・1ヘクタール)、同東側地区(東側地区、市道を除く約0・7ヘクタール)と平城宮跡南側地区(南側地区、約5ヘクタール)。西側地区には休憩・宮跡展望棟「天平みはらし館」などの既存施設がある。
 事業では東側地区と南側地区で事業者提案による民設民営の便益施設を新設する計画で、BOO(建設・保有・運営)方式のPFIを採用する。
 区域内を走る大宮通りに設置する横断歩道橋などの公園施設整備はBTO(建設・移管・運営)方式、既存公園施設の再整備はRO(改修・運営)方式のPFIで実施し、Park-PFI(公募設置管理制度)を併用する。独立採算の自主事業も可能。
 事業者は原則、同事業の遂行だけを目的とする特別目的会社(SPC)を設立し、県がSPCの一員として参加を想定している。
 設計を27年9月~29年3月ごろに行った後、工事を約2年間で実施して、31年4月の供用開始を目指す。運営期間は59年3月ごろまで。
 同事業のアドバイザリー業務はDBJ総合研究所(旧日本経済研究所)とアンダーソン・毛利・友常法律事務所が担当。
 県は25年10月に平城宮跡歴史公園(奈良市)県営公園区域の基本計画を改定し、「平城京を体験できるにぎわいづくりエリア」として“日本の食のはじまりは奈良”をコンセプトに食のハブ拠点を整備する方針を決めた。