みそを中心とする食品メーカーのマルコメ(長野市、青木時男社長)が本社内に建設していた「無添加みそ工場」が8日に竣工した。建物はS造地下1階地上4階建て延べ8201平方メートルの規模。だしなどを含まない無添加みそを年間1万トン製造できる設備を備える。設計は第一設計・大林組JV、施工は大林組が担当した。建物や生産設備への投資額は84億円(税抜き)。
同日に現地で竣工式を開いた。神事では、青木社長や大林組の佐藤俊美社長ら関係者が神前に玉串をささげた。
神事後のあいさつで、青木社長は「伝統の醸造技術と、最新鋭の製造・安全衛生システムを組み合わせた新工場から、世界中の食卓にみそを届けたい」と力を込めた。佐藤社長は「(新工場は)マルコメの製品へのこだわりや発酵食品の魅力を発信する重要な場所となる。未来を支える生産拠点として、末永く活用されることを祈っている」と述べた。続いて、俳優の斎藤工さんがゲストとして加わり、テープカットで無事完成を祝った。
マルコメ本社の所在地は安茂里883。JR長野駅の西側約1キロに位置する。新工場には、みその熟成に使う80トンタンク6基、20トンタンク18基を配置。みそづくりの様子を見学できる施設も設けた。
健康志向の高まりで、無添加みその需要が急速に伸びている。新工場の稼働により、同社の無添加みそ生産量を年間1万8000トンから2万8000トンに増やす。将来的には、会社全体で3万トンの生産体制を目指す。









