三重県/新型太陽電池の実証実験開始/ホンダ鈴鹿製作所施設に設置

2026年10月13日 行政・団体 [7面]

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 三重県は8日、PXP(相模原市中央区、栗谷川悟社長)が製造するフィルム型カルコパイライト太陽電池をホンダ鈴鹿製作所(鈴鹿市平田町1907)内に設置し、施工性や発電性能などを検証する実証実験を開始した。実証期間は2027年2月上旬まで。施工と検証は日揮が担当する。
 カルコパイライト太陽電池は1平方メートル当たり2キロと軽量で、耐荷重の問題で従来型の太陽光発電設備が適さない施設にも設置できる。フィルム状にも加工できるため折り畳んで運搬できるほか、工場でモジュール内部の配線をあらかじめ接続することで、現場での配線作業を減らし施工期間や作業負担の削減にも貢献する。
 今回の実証実験では守衛所の屋根の一部に長さ3・3メートル、幅50センチの連結モジュールでつないだ太陽電池を設置し、施工性や安全性、耐風性、発電性能と遮熱性を検証する。発電した電気は構内移動用の電動バイクの電源として活用し、走行による二酸化炭素(CO2)排出量の削減効果の検証も行う
 県は耐荷重等の制約で設置が難しかった工場の屋根や壁面への導入に向け、次世代型太陽電池の普及拡大に取り組んでいる。将来的にはペロブスカイト太陽電池と重ね合わせ、さらなる変換効率の向上を目指す。