大成建設とサン・エンジニアリング(神戸市中央区、日部恭宏社長)は、CADやBIMのデータから建設ロボット専用の図面を自動生成するシステムを開発した。ロボットの作業範囲や走行ルートを認識させるために必要な地図の作成を自動化。手作業でかかっていた時間と負担を大幅に減らす。図面の品質も均一化し、建設現場へのロボット導入を後押しする。
「AutoRoboMapSystem(アームス)」として開発した。米オートデスクが提供するCADソフトで作成した建物のデータを読み込ませると、数回のクリック操作でロボット専用の地図を自動生成できる。現場の状況に応じて、2Dと3Dのいずれの形式でも出力できる。
BIMデータが持つ部屋や部材の材質などの属性情報を活用し、建設ロボットの環境認識精度を高めることも可能だ。走行ルートの最適化に加え、施工や移動の制御の高度化にも柔軟に対応できるとしている。
大成建設によると、従来はオペレーターが手作業でロボット専用の地図を作成していた。2Dデータから不要な文字や記号を取り除く必要があり、多大な時間と手間がかかっていた。今回のシステムには、あらかじめ設定したルールに基づいて処理するアルゴリズムを採用。手作業で起こりがちだった文字や記号の消し忘れ、誤消去などのヒューマンエラーを防ぎ、品質の均一化と精度の向上を図る。







