凛/首都高速道路会社更新・建設局土木設計課・柳瀬有梨さん

2026年11月2日 人事・動静 [10面]

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 ◇未来見据え設計する技術者に
 高校生の頃、当時建設中の小松川JCTや、荒川上空に架かる中央環状線を目にし、自然と建設業に興味を持った。「巨大な構造物をどのように造り、何十年も維持管理するのだろう」。そんな素朴な疑問が進路を考えるきっかけとなり、大学では土木工学を学んだ。
 首都高速道路会社に入ったのは2023年。入社後配属された保全設計の部署で耐震補強工事の発注や契約、詳細設計を担当した。大規模修繕工事の概算設計や、本線遮断棒など高速道路の付属物の設計も手掛けた。
 25年に道路の更新や建設を担う部署に異動。新京橋連結路事業(東京都中央区)に伴う大規模更新工事の発注や詳細設計を担当している。トンネルの構築や擁壁の更新、橋梁の架け替えなど、さまざまな工種がパズルのように絡み合い、「配属直後は工法や工程を理解するだけでも苦労した」。
 普段の業務では社外の関係者と話し合う機会も多い。仕事を円滑に進めるため、「相手の視点に立ち、両者の折衷案を考えながら交渉する」ことを心掛けている。工事発注を経験し、「無事に契約できたときはやりがいを感じる」と話す。
 仕事ではスピードも求められるが、前例をそのまま踏襲するのではなく、一つ一つの課題を整理し、根拠を確かめながら進めたいという。「構造物の維持管理まで考えた設計ができる技術者になる」のが今の目標だ。
 (やなせ・ゆうり)