JAPICの提言
2026年3月3日
JAPICの提言2/生かせ!ダム群のポテンシャル/治水・利水機能の全体最適へ
◇1000ダムで容量再編の可能性 昨年10月に日本プロジェクト産業協議会(JAPIC)水循環委員会がまとめた提言は、流域ダム群の治水・利水容量の再編と、ダム運用の高度化により流域ダム群の治水・利水機能の「全体最適」を目指している。ダム運用のパラダイムシフトと言えるもので、気候変動に伴う激甚な水害や異常渇水、水・河川環境の悪化などに対する対策の強化と、再生可能エネルギーである水力発電の増強という喫…
2026年3月2日
JAPICの提言・1/生かせ!ダム群のポテンシャル/異常渇水補給で水田を守る
北上川の支流・江合川の上流にある鳴子ダム(宮城県大崎市)。有名な鳴子温泉郷から車で数分のところに位置し、1957年に完成した同ダムは、国内初の日本人技術者だけで建設した多目的ダムとしても知られている。昨年7月末、このダムで異常事態が発生した。同6~8月期の総雨量が直近30年で最小となる219ミリを記録。同7月29日にはダム貯水位が利水・洪水調節に有効に使える水位の限界点である標高231メートルを…