紙面で振り返る平成の歩み

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紙面で振り返る平成の歩み・24/24(2012)年/笹子トンネルで天井板崩落  [2019年3月8日]

笹子トンネルの天井板崩落でインフラ老朽化対策が加速した (2012年12月4日付1面)

 △福島の放射能汚染地域で国直轄の本格除染が始動
 △三陸沿岸道路などの復興事業で「事業促進PPP」
 △中央道笹子トンネルで天井板崩落。老朽化が課題に
 福島の原発事故による放射能汚染地域で国直轄の本格除染の初弾工事が始動。三陸沿岸道路など復興事業を速やかに進めるため、新たな官民連携手法の「事業促進PPP」が導入されることとなった。
 東京では、延長16kmを大深度地下方式で整備する1兆円を超える大規模プロジェクトの東京外かく環状道路都内区間工事が着工。5年半を費やしたJR東京駅丸の内駅舎の保存・復元工事が終わって開業する一方で、超高層ビル黎明(れいめい)期の代表作の一つである世界貿易センタービルを建て替える計画が発表されたのもこの年だった。
 国土交通省は前年に続く「建設産業の再生と発展のための方策2012」を発表。震災復興で都市再生機構が行ったCM(コンストラクションマネジメント)方式を参考に、日本型CM方式の標準化や、多様な入札・契約方式の検討を提案した。
 東日本、中日本、西日本の高速道路3社が老朽化した高速道路の長期保全と更新に向けた検討を開始した直後の12月2日、山梨県の中央自動車道笹子トンネルで天井板崩落事故が発生。この事故を契機に国土交通省のインフラ老朽化対策が加速することとなった。
 同16日に投開票の衆院選で3年3カ月にわたって政権を担った民主党が議席を大幅に減らし、「国土強靱(きょうじん)化」「防災・減災ニューディール」を掲げた自民党と公明党が大勝。政権復帰を果たし、安倍晋三自民党総裁が首相に。国交相は公明党代表を務めた太田昭宏氏に。

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