新広島ビルディング 完成

2020年1月27日 特集

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 三菱地所が、広島市の中心地で開発を進めてきた高機能・耐震・環境配慮型オフィスビル「新広島ビルディング」が完成した。建物外観は、街並みとの調和を意識しつつ、オフィスビルとしての端正さ、グレード感を演出するため、シャープな縦ラインを強調したデザイン。内部の基準階フロアは開放的な無柱空間を確保し、自由度の高いオフィスレイアウトを可能としたほか、建築基準法が定める耐震性を1・25倍上回る耐震設計とするなど、高い防災性能を備える。環境への配慮を意識した機能も導入、省エネ・低炭素化に貢献するビルとなっている。こうした機能が高く評価され、竣工時点で満室稼働となった。三菱地所では、グループの不動産開発・運営に関するノウハウ・総合力・実績を生かし、発展する広島市中心部における「まちづくり」に貢献する開発事業に、今後も積極的に取り組んでいくとしている。設計・監理は三菱地所設計・フジタJV、施工はフジタが担当した。
■建築概要■
■工事名称:新広島ビルディング建替計画新築工事
■工事場所:広島市中区幟町13-13他
■発注者:三菱地所株式会社
■構造:S(CFT)造
■階数:地上14階、塔屋1階
■敷地面積:1,090.35m2
■建築面積:938.00m2
■延床面積:11,480.09m2
■設計・監理:新広島ビルディング建替計画設計監理共同体(株式会社三菱地所設計・株式会社フジタ設計共同企業体)
■施工:株式会社フジタ広島支店
■工期:2017年12月1日~2019年10月31日