東京国際クルーズターミナル きょう開業

2020年9月10日 特集

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 東京の新たな玄関口を目指し東京都港湾局が東京都江東区青海二丁目地先で建設していた「東京国際クルーズターミナル」が竣工し、きょう開業する。1階はエントランス、2階はCIQ検査スペース、バゲージホール、観光案内所、3階にCIQ検査スペース、4階に送迎ラウンジなどを配置した構成。3・4階は吹き抜けで、寄港がない時期は音楽コンサートや展示会が開ける空間となっている。海の波、船の帆、寺社仏閣の屋根の「そり」をイメージした形状の大屋根は、青海エリアでひときわ存在感を放つ。設計・監理は安井建築設計事務所、施工は五洋・東亜JVらが担当。英知と技術を結集し、完成へと導いた。
■建築概要■
■工事名称:13号地新客船ふ頭ターミナル施設(30)新築工事
■工事場所:東京都江東区青海二丁目地先
■建築主:東京都港湾局
■設計・監理:株式会社安井建築設計事務所
■施工:五洋・東亜建設共同企業体(建築)
■敷地面積:21,423.88m3
■建築面積:6,352.54m2
■延床面積:19,114.52m2
■構造・階数:S造、地上4階建て
■工期:2018年6月27日~2020年6月30日
撮影/黒住直臣