近畿の総合エネルギー企画/エネルギー転換が支える地域の未来

2025年5月30日 特集

文字サイズ

 気候変動の影響が深刻化する中、地域社会と産業の両面で脱炭素化をどう実現していくかが問われている。近畿でも、災害リスクの高い半島部を抱える和歌山県が、防災と再生可能エネルギーの両立を掲げて政策転換を進めるなど、地域主導型の取り組みが本格化しつつある。県内に進むSAF製造拠点の整備やポータルサイトの活用、企業支援など脱炭素社会への道筋が多層的に描かれている。供給サイドの取り組みと併せて近畿のエネルギーを取り巻く最新動向を追った。