労働災害防止に向け、職場での安全意識高揚と安全活動の定着を図る「2025年度全国安全週間」が7月1日から7日まで実施される。98回を迎える本年度のスローガンは「多様な仲間と 築く安全 未来の職場」。昨年度の神奈川県内における建設業の労働災害発生状況は729人で、前年の774人から減少。死亡災害も12人と前年の16人から減少した。しかし墜落・転落災害などによる災害が5人と4割以上を占めている。崩壊・倒壊、感電、過重労働、おぼれ、飛来による労働災害も発生し、その中には安全衛生管理の基本がおろそかになっていたと認められるものある。本年度も安全週間を契機に、神奈川県内の建設業でも安全な職場環境の形成を目指し、災害ゼロに向けた積極的な取り組みが期待される。