建設産業女性定着支援NW/空ハン協と異業種交流会開く/誰もが働きやすい職場へ

2026年1月22日 行事 [8面]

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 建設産業女性定着支援ネットワーク(須田久美子幹事長)は15日、空港グランドハンドリング協会(空ハン協)と共催で「女性活躍推進に向けた異業種交流会」を関西国際空港で開いた。建設企業や同協会の会員企業から約40人が参加して互いの業界について学び、誰もが働きやすい職場づくりに向けて意見を交換した。
 両団体は、国土交通省による業種間交流推進の取り組みを通じて2025年から連携を取っている。空ハン協は航空機の誘導、荷物積み降ろし業務や旅客サービス業務などに携わる企業で構成。屋外作業が多い点や、一部業務で男性が多数を占める点が建設業界と共通する。
 交流会では両業界の業務内容紹介などの後、3グループに分かれて空港内の職場見学へ。手荷物をコンテナに積み込む作業や、駐機場内で航空機を定位置に誘導する「マーシャリング」の様子などを見て回った。
 女性活躍推進に向けた取り組み紹介ではANAグループのプロジェクトチームが、身長や腕力の有無を問わず荷物の積み込みなどを円滑に進められるよう、作業手順の資料を作成した事例を発表。土木技術者女性の会の深瀬尚子副会長、女性技能者協会の前中由希恵代表理事、全国低層住宅労務安全協議会じゅうたく小町部会の根本希美副部会長が活動の模様を報告した。
 グループディスカッションでは、夏季・冬季の過酷な労働環境対策や出産後の働き方に関する選択肢拡充、安全の取り組みなどについて活発に意見を交わした。最後に空ハン協理事の大貫哲也CKTS社長が「これまでの慣習や制度を変えるのは苦労を伴うが、現場の声こそが企業・業界変革の力と信じ声を上げていってほしい」と訴えた。