東京・台東区/26年度予算案に42億円、北上野福祉施設の建設着手

2026年2月25日 工事・計画 [4面]

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 東京・台東区が2026年度に大規模福祉施設の新築工事に着手する。「(仮称)北上野二丁目福祉施設」の工事費などとして、同年度予算案に約42億円を計上した。障害者支援や子育てサポートなどさまざまな機能を導入する。改修工事中の生涯学習センターは同年度に5510万円の経費を充て交流スペースなどを新設。11月に再オープンする。公共施設の新設・改修を通して誰もが支え合い、生き生きと暮らせるまちの実現を目指す。
 北上野二丁目福祉施設は24年度から基本・実施設計に入っている。委託先は石本建築事務所。工事は今後公告し、6月区議会の予算承認後に契約。7月から建築工事に入る方針。27年度以降も億単位の予算計上を見込んでいる。建物に障害者や子育て、教育などの支援施設を集約。区民のライフステージに応じた継続的なサポートを提供する。29年7月のオープンを予定している。
 福祉施設の建設地は北上野2の24(敷地面積3674平方メートル)。旧上野忍岡高校跡地で、地下鉄日比谷線入谷駅、JRの鶯谷駅や上野駅からアクセスできる。規模はSRC一部RC・S造地下1階地上7階建て延べ約1万5820平方メートルを計画している。
 建物は東西に長い敷地形状に合わせる。敷地の北側に車両出入り口をまとめる。北東側に遊び場を設けることで開放的で視認しやすい効果を生み出す。災害時には1次避難所として生活が困難な障害者や高齢者などを受け入れる。
 生涯学習センターは改修に伴い、25年1月(中央図書館は同9月から)休館している。リニューアルオープンに当たり、親子でワークショップに参加できる交流スペースを新設する。中央図書館にはアクティブラーニングルームを設置。友達と話し合いながら勉強できる。区内福祉作業所で作った製品の常設販売所も設ける。
 台東区の26年度の投資的経費は前年度比137・4%増。福祉施設の工事などで投資的経費は高水準が続く見通しだ。