◇30年度認可へ事業再開
大阪市はJR片町線・東西線連続立体交差事業の再開方針を正式に決定し、2026年度当初予算案に設計調査委託費2億2000万円を新規計上した。19日に建設局が事業再評価結果を踏まえた対応方針を提示。26年度から具体的な構造形式や施工方法、ルートの詳細検討を進め、30年度の事業認可取得を目指す。
設計調査は鉄道事業者のJR西日本に委託し進める。駅部やトンネル区間の断面構成・構造、施工方法など技術的課題を精査する。併せてルートの位置や縦断線形などを詰める。
担当課によると、まず構造や施工方法の具体化を優先し、その結果を踏まえて都市計画手続きに入るとしている。都市計画決定を経て、30年度の事業認可、31年度の用地取得開始、33年度着工、53年度完了というスケジュールを想定している。
同事業は京橋駅周辺(城東区新喜多2~都島区片町2、延長約1・3キロ)のJR片町線・東西線を現在地より北側に別線で地下化し、新喜多、馬の口、鯰江の3踏切を除却する。駅部は地下2層構造(2面2線ホーム)。全体事業費は約1031億円を概算する。
25年に行われた事業評価では連立の効果として、踏切除去による渋滞解消や安全性向上、沿線の土地利用の高度化、災害時の避難経路確保といった点を重視。費用便益比(B/C)は「1・30」とされ、事業再開が妥当と判断された。
同事業は00年度に国の着工準備採択を受けていたが、事業の選択と集中で14年度から事業休止となっていた。






