日比谷公園(東京都千代田区)にある「日比谷公会堂」の大規模改修が2027年6月にスタートする。事業主体は東京都。1929年に完成した建物の耐震性を高めるため、下部に免震装置を取り付ける。館内の通路は段差をなくし、誰もが通行しやすくする。建物東側にはエレベーター棟を新設。舞台への資機材搬入を円滑に行える体制を整える。工事は32年度の完了を予定している。
日比谷公会堂は市政会館と一体になった建物で、市政会館を後藤・安田記念東京都市研究所、日比谷公会堂を都が所有している。SRC造地下1階地上6階建て塔屋4階。耐震不足で16年から休館している。都は23年、指定有形文化財に指定した。
既存建物の基礎として約2000本の松杭が打ち込まれている。免震装置は杭を傷付けずに設置する必要があるため、高い技術が必要になる。ステージがある2階部分は後方席から見えにくかった。勾配の角度を再検討する。改修の基本・実施設計は佐藤総合計画が担当している。
増築するエレベーター棟はS・RC造地下1階地上2階建て延べ1365平方メートルの規模で、11・3メートルの高さとなる。同棟の設計も佐藤総合計画が担っている。






