ネクスコ東日本エンジニアリング(東京都荒川区、良峰透社長)は17日、群馬県高崎市に、新たな「テクニカル・トレーニングセンター」を開設した。道路構造物の保守点検人材を育成する実習型の研修施設。床面積が旧施設の1・2倍になり、最大受講者数が50人から120人に増加した。実物の道路設備を移設し、より実践的な研修ができるようになった。
17日の開所式には良峰社長や東日本高速道路会社の由木文彦社長、関連会社や協力会社の役員らが出席した。良峰社長は「座学研修と実際の設備を使った訓練を組み合わせることで、専門知識と技術を体系的に習得できる」と施設の狙いを説明。由木社長は「現場を支える力をしっかりと養うことを期待している」と新施設の門出を祝った。
メイン棟にはセミナー室や電気実習室、施設制御実習室などを整備。電気実習室には古いETC施設から移設した受配電設備を配置し、操作方法の確認や故障時の対応方法などを学べる。
野外には実際の道路設備を用いた訓練ヤードを整備した。実物の遮音壁やコンクリート防音柵などを移設した延長50メートルの本線路上設備実習ヤードでは、設備の機能・構造点検や故障対応を実習できる。ETC施設を再現したETC実機ヤードも整備した。
別棟にはトンネル非常用設備を整備し、スプリンクラーの放水を訓練できる。実物の橋の供試体などを展示した土木展示室では、床版や道路舗装の劣化具合などを学べる。
施設所在地は群馬県高崎市高崎町380。敷地面積は1万2781平方メートル。施設はS、RC造陸屋根2階建て延べ3434平方メートルの規模。イーマックエンジニアリングが設計し、田中建設が施工。2024年6月に着工し、26年3月10日に竣工した。
同市内にある旧トレーニングセンターは、周辺住居に近接していた。研修内容の拡張や高度化に制約があるため、新施設の整備に踏み切った。








